この文章を最後に、僕にまさかの『別れ』がやってきた。
僕がサッカーに夢中になって、理子ちゃんとの時間をおろそかにしていたこと。
元彼女とのことを嘘をついていたこと。
この『別れ』となった原因はすべて僕にあって、理子ちゃんは何一つ悪くない。
今まで、理子ちゃんから送られていたサインを
「しょうがない。」
のひと言で済ませていたのは僕だ。
もっと早く彼女のサインに気付くべきだったのに...。
彼女を泣かせてしまった自分に情けなく、
言葉が足りなかったことを悔やみながら、でも彼女の気持ちがもう取り戻せないことを、僕は悟った。