この文章を最後に、僕にまさかの『別れ』がやってきた。

 
僕がサッカーに夢中になって、理子ちゃんとの時間をおろそかにしていたこと。



元彼女とのことを嘘をついていたこと。



この『別れ』となった原因はすべて僕にあって、理子ちゃんは何一つ悪くない。



今まで、理子ちゃんから送られていたサインを



「しょうがない。」



のひと言で済ませていたのは僕だ。



もっと早く彼女のサインに気付くべきだったのに...。



彼女を泣かせてしまった自分に情けなく、



言葉が足りなかったことを悔やみながら、でも彼女の気持ちがもう取り戻せないことを、僕は悟った。



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もちろん嘘をついていたことは僕が悪い。



もしかすると、会ったことを言わなければ、元カノをバイクに乗せたことを理子ちゃんが勘づかないで済んだかもしれない。



良かれと思ってついた嘘があだになるとは...。



後悔してもしきれなかった。


 
翌日に届いた彼女からのメール。



『拓朗君は優しいと言われると思う。でもその優しさは、人を傷つけることだってあるんだから。もう私たちダメだと思う......』




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女性というものは、こういう愚痴を元カレに言いたがるものなのか、



はたまた結婚前に元カレに会いたくなる習性があるものかわからないけど、これもマリッジブルーのせいなんだろう。



さんざん話した揚句、"ストレス解消に"とバイクの後ろに乗せて走ることを提案したのは僕。



少し後ろめたい気持ちもあったが、元カノを後ろに乗せて、レインボーブリッジまで走った後家まで送った。



たったそれだけ。



それ以上のことは何一つないのだが、これが大きな火種となってしまった。



僕は別に、元カノに会ったことに抵抗はなかった。



もちろん、元カノに恋愛感情はないし、あっさりとしたもんだ。



それが草食男子の特徴なのかわからないが、僕は抵抗なく会える。



だから、元カノに会ったことも理子ちゃんに言った。



黙っているよりは...と思ったのだが、その結果がこれだ。


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