田中角栄100の言葉 | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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田中角栄 100の言葉 ~日本人に贈る人生と仕事の心得/宝島社

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今回ご紹介するのは
「田中角栄100の言葉」
別冊宝島編集部編
宝島社刊です★★★




田中角栄氏の私の印象と言えば
ロッキード事件とパンダを連れてきた人というイメージ。
官僚の名前と顔は全員覚えていたとか
そういうことも聞いたことがありました。
金権政治の代名詞でもあったと思うのですが、
それでもなんとなく憎めない人柄のような気がします。
本書を読んで思ったのはやっぱり「昭和の政治家」
だということ。
義理とか人情とか、敵をつくってはいけないとか。
金権政治や義理や人情などに賛否は分かれると思いますが、
私は好きだなと思いました。
今の政治家を見ていると、包容力がなく、
敵か味方かとかそういうことばかり。
国民の方を向いているわけでもない。
「世の中は白と黒ばかりではない。
敵と味方ばかりでもない。
その間にある中間地帯、
グレーゾーンが一番広い。
真理は常に「中間」にある」。
私はこの言葉がしっくりくるなと思いました。
大阪のH市長のような敵か味方かということに
こだわり続けるような政治はうんざり。
人間だって白の部分もあれば黒の部分もある。
これも好き。
「一番大切なのは、何よりも人との接し方だ。
それは戦略や戦術と違う。
人間は年に関係なく、
男でも女でも好きな人は好きなんだ」。
やっぱり昭和がよかったな。



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