リリウムと同じ世界観の舞台「TRUMP」もクランの話なんだね。
DVD買うのでまた見たら感想書きます。

でも、自分はリリウムだけ先に見て良かったかな。
基本は単体で作品が楽しめるかどうかで、
間違いなく「面白かった」と言えるし。



・クランの監督者、紫蘭(福田花音)と竜胆(譜久村聖)。

 クランの思想に賛同し、ファルスに協力しているという。

 以下、妄想。

 ファルス
「竜胆、君はこのクランをどう思う?」

 竜胆(ふくちゃん)
 「(美少女たちのキャッキャウフフを永久保存!?
  私もずっと若いまま!? 真のパライソがここに!)
  私はファルス様……いえ、お館様を支持します。
  ぜひ協力させてください」

 ファルス
「あ、ああ……それはいいが、その溢れ出る鼻血は一体……」

 竜胆
 「うふふ、何でもありませんわ(ハァハァ)」


 可愛い女の子大好きなふくちゃんが趣旨に賛同するってこういうこと?
 と、つい笑いそうになりましたw
 まさか宛書きでもないだろうし。

 そういう意味では、一番純粋にクランという秘密の花園を楽しみ、
 そして、壊されたことを一番悲しんでるのは彼女かもしれませんねw


・ツイッターで書いた

>リリウム。舞台の場合、ステージに近すぎると逆に見づらい場合もあるのだけど、
>今回は舞台を見上げる角度になるからこそ、演出の迫力が何倍にも増す場面がある。
>その一瞬、自分は登場人物の視線と同化し、
>その意味に同じように気づき、「あ!」と声を上げそうになるぐらい、ゾクッとさせられた。


これは、ラストのラスト

リリーが全員を自決させ、自身も自決して。

その後、

リリー以外の全員が舞台の2階に上がって、下にいるリリーを冷たく見下ろす場面のことです。

「みんなどこへ行くの!?」
「あなたと私たちは違うから」

前方の席は、リリーと同じように見下ろされる感覚を味わうことができます。

リリーと同じように、その瞬間に、起こった悲劇を本能的に理解するのです。

それは現実ではあり得ない光景なわけで。

その夢を見ているということは、つまり、自分は意識があるわけで。


リリウムは凄惨な場面はあれど、
決してホラーチックな怖さがある話ではありませんが、
彼女たちに見下ろされ、完全なる決別を告げられた時は、
「取り返しの付かないことが起こってしまったのだ」と背筋がゾッとしました。


<メンバーについて>
・めいめいのマリーゴールド。

 末満さんが挑戦させた
 オーバーアクションから内包の演技へ。
 
 その内側に秘められた激情が、いつ爆発するかわからない緊張感。 

 ソロ曲に今回の内包の演技がすべて詰まってると思います。
 強すぎる想いを抑えつけているかのような緊張感を孕んだ始まりから
 溢れ出る想いを爆発させるサビまで。

・2曲目「Eli, Eli, Lema Sabachthani?」で
 めいめいと小田さくらちゃんが互いの手を掴んで顔を見合わせながら回転して、
 競い合うように歌うパートで鳥肌が立った。
 あそこメチャクチャ好き。

・「TRUE OF VAMP」リリー・スノウ・マリーゴールドが三つどもえで歌うところも
 とんでもなく格好いい。
 あやちょのソロ「幻惑幻想イノセンス」も良いし、
 我らジャンヌで覚醒したあやちょの歌声の映えること。
 
・マリーゴールドがリリーに噛みつこうとするときの
 口のカパーッとした開け方と、八重歯が牙のように見えて
 めいめいの八重歯が真の意味で活かされた!と思った。
 八重歯の隙間から見ーつけた(ホラー)

・リリーがファルスに壁ドンされる場面も良いけど
 接近されてボソッと言う「顔近い…」の言い方が好き

・譜久村聖ちゃん(竜胆)は、譜久村ヲタとしてあえて厳しい目で見ると
 やはり演技は不得手であると思う。成長は毎回見られるけど。
 もう一歩踏み込んだ演技ができると、一気に変わるような気もする。
 雰囲気はある。歌は良い。美しい。のだから。

・そういう意味で同じポジションの役柄でありながら
 違いを見せたのが福田花音(紫蘭)。
 美味しい場面が少ない役になってしまい割を食った感はあるけど、
 要所を締めてたと思う。

・マーガレットの取り巻き3人娘の研修生。
 田辺奈菜美ちゃんはやっぱり髪を下ろしてデコ出ししない方が可愛いなと。
 
・パンフレットに「娘。メンバーの選抜はプロデューサーサイドからの提案、
 研修生はオーディション」とあった。

 一番舞台経験値が高く華のある田辺、
 「熱帯男子」「僕たち可憐な少年合唱団」と2作出演経験があり、舞台勘の良い加賀、
 目をひく存在として佐々木。

 台詞は少なかったけど、この舞台に立てたのは良い経験になるのではないだろうか。