ここでは真実に基づいた検証または本音を書く

つもりなので、あえてわたしの歯科医院を紹介

することはありません。つまり自分に都合の良

いことだけを書くようなことはしないつもりです。


あくまでも自分への叱責をも含めて歯科医療の

向上を期待するのが目的だからです。



今回は、歯を白くする「ホワイトニング」について

です。




このホワイトニングと前回のインプラントもそうなん

すが、適応症にあった人はわたしが経験する限


かなり少ない!!


インプラントも患者さんご本人が希望される場合は、

わたしの歯科医院では、ほぼ99%がその適応症

とは考えられないためお断りしています。


まあ、わたしが適応症と診断して患者さんにおすす

めする症例は年に1~2人くらいですね。勿論その

場合も決して自信を持ってお勧めするわけではなく

あくまでも治療方法の選択肢にインプラント処置が

加わったくらいの考え方と思ってください。



それゆえ、まあ年間に何十数例もインプラント処置

をしているような歯科医院があるとすれば(大学病

院などの基幹病院は除いて)、相当乱暴な診断と

考えるのが妥当だと思います。


話はそれましたが、ホワイトニングも同様で、わたし

の歯科医院でその適応症で処置をいた症例はこの

10年位の期間でみると5~6例しかありまん。


もちろん、患者さんからの希望は多数あったので

がそのほとんどが、適応症に含まれておらず、

ホワイトニングの有害事象を考慮すると

責任もって処置は出来ません、とお断りする場合

多いように思います






その適応症というのを以下に列記します。



1) 加齢による変色歯。

   

   もともとホワイトニングはこれが主な適応症

   となっています。加齢というのは、決して20

   ~30歳代のことではなくて、少なくとも50歳

   以上と考えるのが妥当だとおもいます。



2) コーヒー、お茶、たばこ等による変色歯(但し

   研磨剤ではきれいに除去できない場合)。

   

   これは後で取って付けたような適応です。

   ほぼ100%研磨剤で除去できるはずです。


3) 色素生成細菌による変色歯。


    これはおそらく歯の神経を取った後に数年

   後着色してくるような歯のことですね。

    


4) 全身疾患に由来する変色歯。


   これは、あまりお勧めできない適応ですね。

   たしか、日本に入ってくる前は適応に含まれ

   ていなっかった記憶があります。




まあ、ほとんどが 3)のケースが多いと思います。


ホワイトニングには勿論、有害事象が存在するわけ

すが、ほとんどの先生は



死亡するような有害事象はないの

だから、希望があればどんどんや

ればいいんじゃないの。


こんな考えに基づいた先生が積極的にホワイトニング

処置をされていると考えてください。



まあ、わたしならどのような丁寧な説明が記載されて

いても、




当歯科医院ではホワイトニングを行

っています!


こんな掲示が 診察室、広告(ネット上を含めて)媒体に

見られる歯科医院では 


わたしなら、治療を受けたくありませ

ん。



ホワイトニングは誰だってすぐに処置可能な技術であっ

て、ほとんどの歯科医院で可能だと思います。

ただ、ホワイトニングの有害事象を鑑みるとあまり積極

的に自分の歯科医院では取り組みたくないと考えている

先生が多いことは事実です。




なので、決して不特定多数にの方に宣伝、アピールする

ものではないと思います。



この点でも ネット上でのブログ、ホー

ムページや雑誌等での広告のある

歯科医院こそ、いままで書いた本音を

参考にして、その内容を検証すれば、

かなり容易に良質な治療を目指した

歯科医院を選び易いはずです。





最後に究極の本音をひとつ。


















ネット上や、雑誌等で宣伝をしている歯科医院で良質な歯科医療を目指していらっしゃる


先生は本当に少ないことを覚えておかれるとよいと思います。



この事実を一番大きな文字で書きたいのですが、そんな

ことをしたら、このブログ利用を停止されそうなので。。。