LEVEL1 HILIQのベース液 PG/VGの粘度を測定 | HILIQUEST

HILIQUEST

自作リキッド趣味ブログ。
基本的にHILIQなぜなら安いから。


どうも、TELMITです。

本日は、HILIQのベース液となるPG(プロピレングリコール)とVG(ベジタブルグリコール)について粘度を測定したいと思います。

概要は引用です。

PGとは

■PG (プロピレングリコール)
リキッドで最も使われているベース
人体への影響が少なく血管に入れても害がないとされる(そのため坑不安薬のベースにも使用されている)
殺菌効果と坑ウィルス効果を持ち、病院の滅菌・消毒スプレーにも含まれている。
人体への影響に関する研究は古くから行われていて、吸引による人体影響がないことがこの70年間証明されている。(コンサートでのスモークとか)
有機物ではない化学薬品のため、アレルギーなどは起きない。(けどよくフォーラムなどでは聞く)
皮膚への影響がないことになっているが、喉の痛みや渇きを覚える話は聞くことがある。
幼児・成人ともに身体への影響(痙攣・全員性毒性)が表れた例はあるが、低容量で慢性的な毒性はないことになっている。⇒安全衛生情報センター調べ
フレーバーの乗りがよく、最適なスロートヒット(TH)を提供するとされている。


VGとは

■VG (植物性グリセリン)
PGの代用としてリキッドベースに使用されるが、PGへの添加という意味合いが強い。
粘度が高く、もしVGを主なベースにするならば、10-20%程度の精製水やアルコールで薄めるとよい
吸引に関する研究は日が浅いが、一般的にPGよりも安全性が高いと言われている。
人体にとっては複合炭水化物とみなされ、代謝によって体内に蓄積される(脂肪化)
VGの精製方法は5種類あり、そのため銘柄によってはアレルギーや拒否反応が起きることがある。(動物性、植物性材料からの精製、バイオ燃料の副産物、あるいはPGと同様に化学物質からの化学合成。植物性グリセリンはココナッツ油やパーム油などから精製される。)
一般的にケミカルから化学合成されたものが吸引に推奨される。
VGはPGに比べて自己殺菌効果が低いため、亜硫酸塩を加えることで保存に適するようになる。このため長期保存したVGはベースに使っても大丈夫なのか?が話題になることがしばしばある。
PGよりも多くの蒸気を発生させる。
スロートヒット(TH)はなく、また無味無臭である。(いやいや甘いものが結構ある)



出展 Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと
    20120119 PG/VGちゃんと調べてみる

Gabish師匠の記事当時、2012年時点ではPGがベースでVGは添加剤という意味合いが強かったようです。ただ、最近はVG Heavy(大体8割くらい?)とかMAXなんかが人気でリキッドの配合にも歴史ありって感じがします。よね?


毒性云々に関しては省略しますが、RBAアトマイザー、RTAアトマイザーなどウィッグの供給に

直結する粘度ですが、意外とデータがない。



なぜか?粘度測定って言う概念あまり知ってる人いないですもんね?

皆さん車のオイル変えるとき5w-40とか書いてあるの気にしたことあります?


無いですよね?ブランドで選んでるだけですよね?


そうなんですよ。ぶっちゃけて言わせてもらえれば車のオイルなんていうのは

粘度が最大の重要事項でそこ以外は防錆剤が入ってたり、ph値の調整だったり

あったほうが良いけどなくても良い部分だったりでするんです。


なんでそんなに重要なのか?

供給しなければ機械が壊れるからです。

VAPE的にはドライヒットで喉が壊れます。

説明するにはレオロジーという学問の知識が必要ですがその辺は飛ばします。


んで、やった試験がこちら

細管式粘度計

細管に測定する試料を通し、流体が流れる時間(流量)と細管の両端の圧力差から粘度を測定

最も古典的な粘度計で、細管内を試料が重力によって流れる時間を測定し

粘度を求めるのが一般的です。細管を流れ落ちる程度の試料、つまり水やサラダオイルのような

低粘度のニュートン流体の粘度計測に用いられます。


こんなので試験します。


結果がこちら
___________________________

HILIQ PG 40℃ 19.45cP
       100℃ 2.55cP

HILIQ VG 40℃ 228.9cP
       100℃ 89.69cP

試験データは国内品質管理基準に準拠
____________________________

じゃあこれ、具体的に食品とかで言うとどういう硬さなの?

っていう話ですがオイルデータは出ますが伝わらないかなぁという

資料しか見つけられませんでした。

40℃より100℃のほうが流動性高いの体感でわかるよね?

まぁ、一部マニア向けにお伝えしてるんでわかんなくてもいいですけど。(あ、投げた)


無理やり説明すると加熱時に水とサラダオイルくらい粘り方が違うって感じです。

(もちろん、常温のタンクの中ではもっと固いよ。)


とりあえず、データとして公開しておきます。


一応、PG50・VG50で加熱時にウスターソースくらいのベース粘度で試作しようかな。


科学が前に出過ぎてキャッチーな話題じゃないけど、結構重要だよ?

まだ混ぜない。で、次回へつづく。(次はもうちょいわかりやすい)



本日の音楽のコーナー

アルカラ キャッチーを科学する