サブプライムローンの破綻によって、
リーマンが消えてなくなったのは分かったけれど、
何で車までが影響を受けたのか‥‥実は良く分かっていなかったのが、
昨夜のNHKドキュメントで理解できた。
GMの高級車販売は、
基本的にサブプライムと同じ構造を持っていたということなのでしたね。
一台300万円から800万円もする高級車が、
道端のビンを拾って生活している人にも購入できたという構造。
自動車ローンの仕掛けは、ローン債権の証券化によって世界中にばら撒かれ、
そして破綻した。そういうことだったのですね。
まるで泡のような市場の形成。
これがノーベル賞まで輩出した金融工学なるものの成せる技であったわけでしたか。
それにしても複雑な証券化の構造。
全てが泡ではなく、優良債権と不良債権を一緒に煮込んだ煮物のようにして、
リスクを計算上は回避して、その証券の価値を保証した。
なかなか、やはり、凄い頭脳ではありますね。
マネーゲームに参加した世界中の企業や投資家が、
一挙に破綻するのは分かります。
でも、日本のトヨタ、日産、ホンダもまた、
自らがこのローン債権の証券化に絡んでいたとは思えないけれど、
アメリカの泡の市場を失ったことも事実なのでしょう。
もう一度、現実を見る!
そこからやり直し! 結局、それしかないですね。