女子アナが玉の輿を目指すワケ | 裏テレビ

女子アナが玉の輿を目指すワケ

 テレビ局にはいろんな職種がありますが、やはり世間的に一番派手に見えるのは、女子アナウンサーではないでしょうか? 女子アナになりたいという女性が、とても多く、採用数名のところに、数千人の応募があったりします。
 女子アナには、いくつかの種類がありまして①正社員 ②外部&フリー と主に3種類の身分があります。ストレート・ニュース番組は主に社員アナが担当し、天気予報や情報番組とバラエティは、②のアナウンサーが担当することが多いです。ストレート・ニュースというのは、その日にあったニュースをストレートに伝える番組で、東京では主に夕方や深夜ニュースになります。それ以外には、調査報道番組というのがあり、「報道ステーション」や「報道特集」のように独自の取材で特集を組むような番組を指します。
 この女子アナ3種類の中でも、一番注目されているのは局社員の女子アナ。有名人や実業家との結婚がたびたびありますが、そういった玉の輿、サクセス・ストーリーみたいなものが、女子アナ志望の乙女心をくすぐるのでしょうね。
 さて、女子アナの結婚ですが、全員がお金もちと結婚して、寿退社を目指しているわけではありませんが、女子アナも30歳をすぎると、出番も少なくなってきます。制作サイドは、視聴率至上主義ですから、おばさんを起用する理由がまったありません。
 テレビ局の中には、高年収の男性スタッフがゴロゴロしていますが、女子アナが同僚と職場結婚したという話は、あまり聞いたことがありません。いくつか、理由があるのですが、一番大きな理由は、はっきりいって女子アナは、社外でそうとうチヤホヤされます。ですから、いまさら、生活パターンや収入を知り尽くしている同僚と付き合うよりも、社外の人間とつきあったほうが、数段刺激的な世界が広がっているのです。若い女子アナというだけで、アポなしで会えないような各界の超大物が声をかけてくれたりします。そして、大物は女子アナにプライベートの携帯番号も教えてくれますし、女子アナも教えたりします。
 テレビ局では、女子アナのプライベート情報はかなり厳重に管理されているので、自宅の電話番号や携帯番号は、アナウンス部の人間やプロデュサー、番組関係者と人事部の人間しかしりません。社員プロデューサーも番組が違うと知りません。当然、社員名簿みたいなものにも、載っていないのです。 
 以前、大きな事件があり、コメンテーターとして出演してほしい男性がいました。それまで番組でお付き合いがなかったので、知っているスタッフもおらず、困っていたところ、番組スタッフの女子アナが「あっ、わたし○○さんの携帯知ってます」といった感じです。 
 さて、若い頃は蝶よ花よで、チヤホヤされる女子アナですが、歳ととってくると、皆、今後どうしようか悩むようです。東京のテレビ局には、何十人という女子アナがいますが、番組に出ているのは、ほんの数名の女子アナです。まったくアナウンサーとしての仕事がない人も出てきます。そこで、他部署への異動願いを出したり、アナウンサー学校の講師や結婚式の司会で副業に精を出したりします。
 まあ、テレビ局の他の部署も当然、競争がありますが、アナウンサーほど、同僚の中で競争が激しい部署はないのでしょうか。日本の会社員としては、トップレベルの年収の女子アナですが、彼女たちは社外の芸能界や実業界の裕福な世界を見てしまい、洋服やファッション、グルメなど、仕事でも高級品に接してきています。つまり、会社員のレベル以上の世界を見て来ているのです。人間、そして女性は特に、一度上げてしまった生活レベルはなかなか落とせません
 いつ来なくなるか判らない仕事に打ち込むよりも「お金持ちとの結婚」にかける女子アナが増えるのも、仕方ないのかも知れません