6月17日、日曜日、ステレオのスピーカーの修理に長崎まで行った。
もちろん、一人じゃ無理なので専門業者が偶然、バンドのメンバーにいたので、相談。
このスピーカーの部品の在庫を国内で調べてくれて山形に1セット残ってることを突き止めてくれた。
感謝!
普通、スピーカーって、、、
四角い箱形2個を思いつくでしょ
今回の修理の相手は・・・・
まぁ、何とも滑稽な形 これってスピーカー
重さはハンパ無い 横幅2m50cm以上はある
とりあえず、後ろで作業できるスペースを作るため大人3人で前へ移動
長い年月のためか中々外れない 接着剤か何かで止めてた形跡がある・・・・
ノミ?とカナヅチで
友人が大胆にも丁寧に外してくれた。 俺は友人(先輩)の助手として・・・
だが、こいつも長い年月のせいか、4本のビスを外してもベッタリ張り付いて取れない
ヘラを差し込んで金槌で叩いて、格闘すること1時間。
15年前にも一度同じ様な修理(メンテナンス)をしたので今回は2回目。
これじゃ、いい音出なかったはずだょ。
実はこのスピーカー野持ち主は父親。
1980年に購入。俺が中3の頃。 当初、前々から高校入学したらステレオが欲しい!と言い続けていた。
この頃システムコンポ(テクニクス、パイオニア、ビクター等CMでも各メーカーが、新製品を紹介してた。)
ところが、父親も元々音楽が好きで『俺が買うから、家に1台あれば充分!』と言われ届いたのがこれ・・・・・
アンプ(JBL製)も真っ黒のブラックボックス(パワーアンプ)と一応、ボリュームとスイッチが幾つか付いてるだけの殺風景なプリメインアンプ。当時流行のデジタル風の電気の計器なんてない。
当時ガキだった自分にはこのスピーカーも含めて正直・・・・・『格好悪いと思った。』
高校入学時にお祝いとしてステレオ(タテコンやオーレックス?)買ってもらってた友人が無茶苦茶羨ましかった事をハッキリ覚えてる。
このスピーカーがある程度高価な物とは知っていたが、プレミアム的な存在と知ったのは購入から5年経ってからだった。
JBLパラゴン。 同じスピーカを実家以外で見たのは2度だけ。
15年前、福岡で引越荷物として移動した時に見たのと、今年の3月大分まで引越の帰りに湯布院に博物館みたいな喫茶店に飾ってあったのを見ただけ。
スピーカーの性能(スペック)もズバ抜けて良いわけじゃない。メンテナンス性もイマイチ。。
おまけに、置き場を選ぶ・・・・(マンションにはまず、入らないと思う。)
でも、今となっては父親は良い買い物したと思う。 このステレオ雰囲気が良いんだな
最高だよ
今、友人(先輩)がエッジ交換の為スピーカー2個を山形のリペア工場に送ってくれてる。
戻ってくるのは3週間後。元に戻って再びレコードに針を落とすのが楽しみな父。
花とか、労いの言葉とか今更照れくさいから、、、これでいいよね!
帰り際、『パラゴンが治ったら15年は大丈夫です』。と言われた時、父が『15年持てば有難い!その頃私は居ないから・・・』と笑って言ったが、
一瞬、お互いの時の流れを感じた。これが我が家に来た時俺14歳。父44歳。
あ、俺と同じ歳くらいでこんな物買ったのか・・・・
15年後またメンテナンスやるよ
自分にとっての父の日でした。
サウンドスペースさん御世話になります。
追伸。。。。福岡へ帰宅後、近所の蕎麦屋で娘と俺の父の日デート