Feel Free ~ 

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自転車ライフ

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チームジャージをリニューアルに伴いチーム名も


『チームアラヤ』 から 『ARAYA CX TEAM』に!


メンバーも入れ替わる予定。


チーム規約みたいなものも考えないと。


どんなジャージになるか今からワクワクしますね。


 

高校に入学し自転車部に入って練習の始まりだ。


自分自身で決めた新しいスタート。


そんな時に、同じ体育科の柔道部の先輩が柔道着の上から羽織る一際目立つ

オレンジ色のジャージを見かけた。


胸に「和歌山」と書かれたワッペンがあるジャージ。


国体代表の、証しであるオレンジジャージだ!


これを部活の時に着るのは最高のステイタス。


いつかは自分も、あのジャージを着て校内で目立ちたい。


入学当初から、未知の大会である国体に強い憧れを抱くようになっていた。




2年生になり、夢の世界だった国体代表という名誉が現実のものとなった。


スポーツの祭典、国民体育大会。


総合開会式にも出て、その雰囲気に飲み込まれてしまった。


結果は、散々だったが部活を始めての目標だった「国体代表」とジャージを手にする事ができた。


翌、3年生になり、念願の国体入賞も達成することが出来た。



月日は流れて、成年になり実業団登録もしたので沢山のレースに出る様になった。


それでも、県代表で県名が書かれたジャージを着て走る国体は特別な大会だった。


国体のプログラムには、第一回大会からの優勝者が記載されている。


このプログラムに名前が載るのはどんなに険しく厳しいものだろう。


入賞は七人で、優勝者はただ一人。


プログラムに名前を刻むのは生きてきた証し。


自分の中でそう思う様になっていた。


本来なら、オリンピック・世界戦などの選考が懸かる全日本選手権を目標にするのが普通だが


何故か、国体優勝が競技人生のテーマだった。


だが、人生そんなに甘くなく優勝出来ず仕舞いの選手生活になってしまった。



引退して10年あまり、ようやくシクロクロスを楽しんで走れる様になった。


周りの人に良く言われる事がある。


何故?シクロクロス。

ヒルクライムやロードレースでもっと上を目指さないのか?


自分の中の本当のレースは国体であり、マスターズや他の草レースではないのです。


この、老体で国体優勝を実現出来るならチャレンジしたいが、そんな気力も体力も時間もあるはずはありません(苦笑)


プライドとかそんなモノではなく、ただ単に勝ちたい!と言う気が起こらないのです。


今は、ただ楽しんでレースを走り仲間と共にその楽しみを共有したい。


素晴らしいジャージの出来栄えに沢山の仲間が集まった。


自転車人生の中で今が一番かもしれない。


苦労して作りあげたチームジャージだからこそ、誇りを持って着て欲しい。


あの憧れの、「国体ジャージ」の様に。。。