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スーパーチューズデー、トランプ氏・クリントン氏が指名へ前進


[1日 ロイター] - 米大統領選の民主・共和両党の候補指名争いは1日、最大のヤマ場となる「スーパーチューズデー」を迎えた。各種メディアの報道によると、共和党のドナルド・トランプ氏が7州、民主党のクリントン前国務長官も7州でそれぞれ勝利の公算となり、指名に向け大きく前進した。

http://jp.reuters.com/article/trump-clinton-idJPKCN0W4034

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共和党はトランプ氏、民主党はヒラリー・クリントン氏がそれそれトップとなりました。

トランプ氏は放漫な発言でニュースを騒がせているので、彼の政治姿勢はご存知と思います。
万が一彼が大統領になることがあれば、日本には非常に強い姿勢で望むでしょうし、円高にもっていこうとするでしょう。

一方のヒラリー氏も、これまた厄介です。
彼女も為替の不正操作は許さないと発言していますが、彼女の姿勢は夫のビル・クリントンに似ています。

ビル・クリントンは大統領選挙当時、一介のアーカンソー州知事であり、湾岸戦争で英雄視された名門の現職ブッシュ大統領に太刀打ちできる立場ではありませんでした。
しかし、湾岸戦争が終結してもなかなか回復しない経済をブッシュ批判の中心に据え、It's the economy, stupid!という標語でブッシュを追い落とすことに成功しました。

そして当選後、経済について彼のやったことは、日本にとって非常に厳しいものでした。
経済学者ポール・クルーグマンが提言したマサチューセッツ・アベニュー・モデルを取り入れ、バブル崩壊の後遺症の残る1993年の日本経済に、回復不可能な打撃を与えました。

ビル・クリントンしは当時、日本に対して経済戦争も辞さない構えで年次改革要望書を突き付け市場開放を要求しました。
日米貿易摩擦は頂点に達し、日米間の関係は最悪となりました。
日本に大きな外国資本が流入すると予想した市場は円買いに走り、この時つけた円高は20年近く破られることのない極端な円高となりました。

ヒラリー氏は夫の横で、この成功体験を見ています。
アメリカが本気を出せば、いとも簡単に円高にできることを知っています。
いつでもそのカードを切るでしょう。

トランプ氏・ヒラリー氏。
どちらになっても、日本経済には厳しい展開になりそうです。

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