W杯 いよいよJapan登場です。
何Japanだっけ?
侍Japan とか なでしこJapanとか、
そんなの無かったでしたっけ?
岡田Japan?
さて、今日は現場の土壌調査にも使われる
GC/FID&DELCD
これは、
土壌のVOCにおける汚染源や汚染の広がり具合を把握するのに、
とても有用です。
携帯型があり、土壌調査現場に設置できるのが大きいですね。
主に、土壌調査現場では、
PIDで不飽和結合をもつ有機化合物
DELCDで塩素系有機化合物
の測定が可能になります。
この二つを組み合わせて、
土壌溶出、地下水のVOC基準項目全てを網羅することが出来ます。
また、カラムでうまく分離できない場合でも、PIDとDELCDと検出器で分けることが出来ます。
さらに、PID,DELCDの両方に応答する物質は、
一方を定量用、もう一方を確認用としても利用できます。
例えば、DELCDでトリクロロエチレンが検出しても、
PIDにピークが無ければ、その試料にはトリクロロエチレンは存在しないと判断できます。
あと、、PID,DELCDの両方に応答する物質は、
その試料の特性によって、定量する検出器を分けると良いでしょう。
たとえば、油汚染がある現場では、
DELCDに応答する成分がたくさんあるため、
PIDを用いるとか。
では、それぞれの原理に行きましょう。
PIDはPhoto Ionazation Detector
で光イオン検出器です。
これは、検出機内で高エネルギーの遠紫外線を照射し、
その物質がその物質のイオン化エネルギー以上に、
エネルギーが上昇すると、その物質はイオン化します。
そのイオンを読み取るといった具合です。
次に、
DELCDは、Dry Electric Conductivity Detector
で、気相電気伝導度検出器
検出機内で空気中の酸素を加え1,000℃に加熱することで、成分中に含まれるハロゲン元素(塩素、臭素等)が酸化され、その酸化物の伝導度を読み取るといった具合です。
なかなか便利な装置です。