VBAに本気で取り組むなら、これは有用だな、と思える資料が2つある。というよりも、あった、というべきだろうか。

◆Visual Basic ユーザーズガイド Microsoft Excel
 該当するバージョンのExeclに付いていたマニュアルである。プロシージャとメソッドの明確な違い、エラー処理とエラー値、自動プロシージャ、外部との連携など、など、今のVBAの書籍ではあまり見かけないようなこと、どちらかというと技術者寄りで書いてあるように思う。
 また、他では見られないのがまた、ロータス123やExcel4からの切り替え、などである。まだ123と争っていたころだからだろう。  

◆Microsoft Excel / Visual Basic プログラマーズガイド for Windows 95 (アスキー出版局)
 上記のマニュアルを一歩掘り下げた感じである。おそらく必見はサイズと速度の最適化について、と、デバッグ、の章である。
 このころはもうExcelの優位性が表れだしていたころだと思う。Excel4からの切り替えにもページは割いてあったが、ロータスにかんしての記載はない。そういう時代背景も懐かしく思い出す。

なお、前者はマニュアルなので入手は難しいだろう。しかし、後者は探せば古書であるようだ。税抜き価格が4,078円、税込みが4,200円なので、消費税が3%時代の書籍であるが、まだまだ使えるだろう。