銀のティーポットの連載ですが、今回は銀が茶水にどのような影響を与えるのかについてを扱って行きたいと思います。
今回はかなり長くなりますので、何回かに分けて行きたいと思います。

総論・結論のところで銀が茶水に与える影響が大きいということに触れましたが、それはどのような影響なのかを検証をしてみたいと思います。

中国茶の紫砂壷(急須)などで、お茶が美味しくなる茶壷、なんて言い方を良くします。
これは茶器の材質に含まれるミネラルなどの微細な成分が溶出することで茶水に様々な影響を与えている、というところから来ています。

紅茶の場合でも茶水の色が悪くなるので鉄器を避けるようにと言われていますが、極まった話をすれば鉄器に限らず銀器であれ陶磁器であれガラス器であれ、どのような素材であっても茶水に対して何らかの影響を与えているということになります。

その中で陶磁器や耐熱性のガラスなどは茶水に与える影響が比較的少ないと言う所から、茶器に適しているとなっているわけですね(このほかにも保温性などの要素もありますが、ここではお茶の風味について限定しておきます)。

じゃあ銀は具体的に茶水にどんな影響があるのか、という点についてをテイスティングを通して実験していきたいと思います。


用意するのはこんな感じ。
お茶は二つとも同じお茶であれば何でもいいでしょう。
今回は皓斗の大好きなニルギリのプレミアムを。

片方のお茶に陶磁器製(ガラス製も可)のレンゲを、もう片方のお茶に銀製のスプーンを組み合わせます。
写真では銀、銀メッキ、ステンレスと並べています。
銀があれば証明手段としても最良ですが、なければ銀メッキやステンレスなどの金属製のスプーンでも充分に代用が可能です。

今回の実験では右のお茶に陶磁器製のレンゲを、左のお茶に金属製のスプーンを組み合わせています。
この組み合わせは変えずに進めて行きます。

これで陶磁器製のレンゲと銀製のスプーン、それぞれでお茶の香りを聞き、実際にお茶を啜って飲んで行きます。
テイスティングの結果は次回に・・・。


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