以前にお話ししていた、銀のティーポットについてのまとめ、お待たせしてましたがようやく始動です。
まずは前書き兼目次から。

さて、銀は古来より神話などで月と関連づけられることが多いですし、そこから魔法や神秘的な存在とも関連深いものとされてきました。
かくいう皓斗もずいぶん銀にとりつかれていましたから、人にとって魔力めいた魅力があるのだろうと思います。

このブログでも2013年に銀器の良い所と面倒な所、あと保温性についてと言った観点で銀器を扱ったことがありましたが、管理画面で検索・閲覧履歴をチェックしていると、思っている以上に銀器、それも銀のティーポットについての人気は高いようです。

銀、それも純銀もののティーポットは、茶器の中でも相当の高額商品になるため、おいそれと手が出せないもの。
そんな高額商品ですから、銀器を純粋にお茶をいれるためのお道具という観点での機能性の評価・検証やノウハウの蓄積が、業界的にも乏しい・あるいはあまり文章の形で表には出ていないのではないかなと言う風に感じています。

ではそんな銀のティーポット。
あらためて次回から以下の4つの観点で扱っていきたいと思います。


1)総論・結論

2)茶水への影響

3)保温性

4)耐久性・メンテナンス性


装飾的な綺麗さ・魅力については、いまさら皓斗があれこれ言うまでもなくいろんな方がお話下さっていることなので基本的に扱わず、ここでは純粋にお茶をいれるためのお道具としての性能を評価してみたいと思います。

なお、ここでは純銀製のティーポットに限定をしておきたいと思います。

銅や錫などを鍍金した、銀仕上げなシルバープレートもののティーポットについては、お教室にコレクションがないため扱えないのです。
概ね純銀に近い振る舞いになるだろうとは思うものの、ベースとなる金属や銀の鍍金の厚みなどで変化してくるものもあるかもしれません。

あくまでも皓斗の体験及び文献等、手元で調べることができた情報に限っての話ですので、大いに異論も予想されます。

そうしたやり取りがもし起きたなら、それはそれで業界における知識の蓄積の一助となれば良いなと思いますね。


こちらのティーポット、英国は1825年製造のCharles Thomas Fox工房のもの。
ハンドルの断熱材に使われている象牙以外はすべて純銀という豪華な作りです・・・。
そのため、ネジやねじ止めにも純銀証明のライオンパッサントが刻印されています。

皓斗自身も銀器は大好きですが、できる限り冷静に厳しく評価をしたいなと・・・。
かなりのんびりペースでの連載になると思いますので、まったりお付き合いくださればと思います~。


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