ティーカップの持ち方なこのシリーズ、前回は100年越え~一部は200年越えのアンティークカップを取り上げてきましたが、今度は現代もののティーカップを見て行きたいと思います。

さすがにアンティークカップのように派手だったり奇抜だったりするようなハンドルはそうそうありませんが、シンプルな良さを楽しめるといいなと思いますね。

最初にご紹介するのはアウガルテン。


皓斗個人としては、同社の真価は優れた性能のティーカップにあると思います。
やはりモノづくりは製品そのもので勝負だと思うのです。


薄く仕上げた磁器ですが、粘りがしっかりしているのでとてもしなやかです。
特に素晴らしいのはハンドルが大きく作られていて持ちやすいことと、カップとハンドルとの重心など、お茶の入ったカップ持ち上げた際に非常にバランスが良い事です。

お次はエインズレイのペンブロック。


吹き付け技法の赤が大変鮮やかに映える作品です。
とても頑丈に作られていることもあってその分カップの重量もあるのですが、重さを考慮してかハンドルが持ちやすくしっかり手でホールドできるように作られていますね。
実用に耐えるという、お道具にとって必須の条件を良く満たしているいい作品だと思います。


こちらなどは特にハンドルに指を通して持った方が安定感が良いですね。
リングの頂上付近のレスト(尖がり)に親指を添えるととても持ちやすいです。

そして今回最後にご紹介するのはミントンのハドンホール。


シンプルに見えるハンドルですが、ハンドル下側の根本付近のくぼみに中指を添えると、ハンドルのリングに人差し指を通した際にとても持ちやすいですね。


ハンドルのサイズも申し分なく、人差し指がカップ側面に当たって熱くなることもありませんね♪


おかげ様で今回のシリーズは多くの方が読んで下さっているみたいで、とても嬉しい限りです。
お茶にまつわるいろんなものの好みが多様であるように、持ち方などもいろんな形があって良いのではないかと思うところ・・・。
多様性のあるお茶の時間って素敵だなと思いますね♪


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