レッスンで良くお話をしているのですが、お茶のいれ方と同様で、生徒さまお一人お一人にご自分なりのお茶のスタイルを考えてみて下さい、ということをお伝えをしています。

お茶のいれ方のほかにも、お作法・マナー・エチケットとしてよく言われていることがありますが、それはどのように意味のあるものなのか、本当に必要なのか、よりよく改善できるものなのかどうか。
そういったことを生徒さまご自身で疑問に感じて考えて頂くことはとても有益ですし、面白い思考実験にもなるからです。

たとえば、いろんなところでティーカップの正式な持ち方、という表現をお見受けしますね。
主にティーカップのハンドルは指を入れて持つべきか、それとも抓むべきか、空いた手はカップに添えて良いの?悪いの?という文脈で語られることが多いですね。

一般的には右手でハンドルを抓んで持つべし、左手は添えてはならない、という主張を持って「正式なマナー」という表現がなされていることが多いようです。
「ティーカップ」「正式な持ち方」といったキーワードでグーグル検索をかけてみると、画像こみで多くがこの内容でヒットしてきますね。

思考実験として、上記の「正式な」マナーについて、シリーズ連載としてこれに反論をしてみたいなと思う次第です。
あくまでも思考実験としてですので、ぜひこれをきっかけに、皆様も日ごろのマナーについてを振り返って、考えてみて頂けたら良いなと思います。

なお、エレガントやスマートに見える(=素敵に見える)から、といった嗜好に属する理由づけについてはあえて反論をしません。
それは好みか否かの問題であって、マナーとは別に扱われるべき問題だと思っているからです(好みとマナーが整理されずに一緒くたに扱われていることが多いのが業界的な問題の一つだと思っていますが)。

様々に異論・反論があると思いますが、むしろいろんな意見がある方が世の中バラエティに富んで面白いものと思いますし、こうした議論から深化していくものも多々あると思います。
ぜひ異論・反論を感じて頂いた上で、ご自身なりの素敵なスタイルの確立を目指してみて下さいね♪

次回から連載記事として、間に別のネタを挟みながらぼちぼち続けていきたいなと思いますので、よろしくお願いします♪


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