たいへんお待たせしました~。
銀器と磁器のティーポット、保温性能の比較の実験の結果をご報告です。


銀器と磁器、それぞれのティーポットの保温性を調べるため、以下のティーポットを用意しました。


銀器ティーポット:598.5g(1933年製・George Wish工房、容量約800cc)
磁器ティーポット:395.0g(リンドナー、ヴェルサイユ(小)、容量750cc)
+(計量用ガラスポット)


計測手順は以下の通りです。


計量用ガラスポット、銀器&磁器ティーポットをそれぞれ湯通しして余熱し、計量用ガラスポットで500ccを計って銀器・磁器ティーポットにお湯を注ぎ、室温18度の部屋で静置し、5分間隔でそれぞれのポットの湯温を計測しました。

計測には温度計を30秒間お湯に浸けて計り、その時点での温度を記録しています。
実際には銀器と磁器を2分~3分ずらし、また銀器→磁器と計測したら次は磁器→銀器と計測の順番を入れ替えています。


予めお断りをしておきますが、あくまで個人が家庭の環境で行える範囲の実験ということでご理解くださいね。


合計で5回計測した結果が↓の画像になります。


Tea×You紅茶教室 準備室



1回目、2回目は手順に慣れていなかった、余熱が甘かったなどの原因が考えられます・・・スタート時の湯温など計測結果にバラツキがみられましたが、3回目以降は随分安定しました。


そこで、3回目~5回目の計測結果を採用し、平均値を求めた結果が↓の画像になります。


Tea×You紅茶教室 準備室



(おまけ)
ティーカップ(ウェッジウッド、コロンビアホワイト・ティーカップ)
0分:94.3℃ 5分:71.1℃ 10分:59.0℃ 15分:51.1℃ 20分:45.5℃ 25分:41.2℃ 30分:37.8℃


以前の実験結果と同じく、若干銀器のほうが保温性が高い、と言えそうな結果になりました。
これが実際に体感できるほどの差があるかどうか・・・そこはなんとも言いがたい所です。
あらためて、銀器のティーポットは磁器と比較して遜色ない、それ以上の保温性能を持つ可能性がある、といえそうです。


おまけでティーカップも付けましたが、やはりポットを使うだけで随分保温性が高まりますね。


個人的には銀器は熱伝導率の加減でもっと早く湯温が下がるものと思っていましたが、そうでもないようですね。
引き続き、銀ポットの保温性能について考察してみたいと思います・・・。



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