読書感想文を書くために読んだ本 ブログネタ:読書感想文を書くために読んだ本 参加中

学生時代は読書は苦ではありませんでしたが、今ほど読むことに対して意欲的ではなく
ただ感想が書きやすそうな本を選んでいた気がします。
そのためか感想文としてなにを読んだのかほとんど覚えていませんが
「赤ひげ診療譚」と「白い犬とワルツを」は課題図書の中から選んだので覚えています。
赤ひげは少なくとも当時の僕にはさっぱり魅力の無い話で、読むだけで苦労したように思います。
勝手なイメージかもしれませんが、課題図書って面白い本が少ないような…(笑)

でも最近は本屋さんに行けば各社が感想文にどう?という感じで特集を組んでくれてあって、少なくとも課題図書よりは読みやすい本が多いので滅多に本を読まない人も選ぶという点では苦しくないかもしれませんね。

これは僕の宿題対峙法ですが
読書感想文は本の感想を書こうとするから難しいと思うのです。
じゃぁ何を書けばいいのかというと自分の話しをすればいいと思うのです。
例えば…


空をサカナが泳ぐ頃

あらすじ
出版社で多忙な日々を送る中津藍。彼がタバコを吸いながら空を見上げると一匹の魚が泳いでいた。オフィス内、街中、家の中、どこにいても多種多様な魚たちが泳ぎ続ける現象。この魚を消すために奔走するが、変な友人たちを巻き込んで魚たちが消えるどころか友人たちにも見えるようになる始末。そしてその魚たちが与える運命を聞かされ…
どこか素っ気無い日々に色鮮やかな魚たちと共に藍の日々にも色が加わっていくハートフルなファンタジー小説。

僕は泳げません。水が苦手だということはなく、ただただ運動音痴なだけなのでスキューバーダイビングなんかはかなり興味がありつつも泳げ無いというトラウマから行動に移すほどの話ではありません。
そんな僕からすれば目の前を魚たちが泳ぎまわっているというのはなかなか興味深い世界だなと思うわけです。
そりゃ突然さめが前から襲ってきたら驚くでしょうが、それでもちょっと体験してみたいなと思える世界ですね。

目の前に常に新しいもの、知らないものが飛び込んでくるというのはなかなか刺激的なものだと思うのです。
例えば植物園なんかに行くと無理やり目の中に知らない植物が名札と一緒に飛び込んできます。
普段は植物なんてまったく興味がなかったのに、名前が情報としてあたえられただけで意外と興味を抱くようになります。
キンモクセイって名前は知っているけれどどんな植物か知らなかった、アジサイって結構種類があるんだな、とか。

藍もサカナに対してまったく興味がなかった。けれど日々サカナが目の前を泳ぎ続け、加えてサカナ好きな友人が加わったことにより自然とサカナに詳しくなっていく。
サカナの名前を知ってようが植物の名前を知っていようが特別何か役に立つわけではありません。でもこうやって過ごしていく中で気がつけば情報量が増えていたという学習ほど理想的なものは無いななんて思ったりもして。

この物語では少し冷めたサラリーマンがアツく無邪気な友人たちと接することで少しずつ雰囲気が柔らかくなっていきます。
友人ていいな。僕は藍ほどクールな男ではありませんが、似たところもあり…

なんて感じで書いていくと意外と2000文字くらいはかけるんじゃないかなぁなんて思うのですが…
やっぱり文字数を拾っていくのは大変だったりするんですよね(笑)


さて

親戚の子が夏休みの宿題は少ないけれどこれが苦だといっていました。
そもそも本を読むのが嫌だと。
こればかりは興味がわくまでどうしようもないことなので困ってしまいますね。
それに加えて選んだ本が冒険ファンタジー小説みたいなやつだったかな?
また(感想文を書くには)難しそうな本を選んだなと思いましたがせっかく自分から選んだ本ですのでまぁ静かに見守ってあげるとしましょう。
でも魔法がどうとかの冒険ファンタジーって物語がどんなに面白くても残った感想は面白いとかかっこいいとか感動したとか全体を通しての抽象的な雰囲気しか残らなくて、文字数を稼ぐには難しいと思っているのは僕だけでしょうか?(笑)


ふぅ…

どうしても書けなくなったらその本を諦めて他の本を選ぶように言っておきました。
ついでにそのときは「セロ弾きのゴーシュ」をすすめておきました。
なんとなく部活動なんかと結びつけると意外とかけるんじゃないかなと思ったりした訳です。

それにしても最初はミステリー小説にしようかと思っていたんだなんて聞いたときは
僕だったらそれで2000文字も書けませんと言ってしまいました(^▽^;)