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ということで、この機会にまだ感想を書いていなかった漫画の中からひとつ。


戦国戦術戦記LOBOS

戦国戦術戦記 LOBOS(1) (シリウスコミックス)/秋山 明子
¥560
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あらすじ

今は昔、戦が世を動かしたそのただ中において、己が腕のみを頼み主を持たず、いずこなりとも加勢せし傭兵集団があった。その名を「狼(ろう)』という――。依頼があれば、報酬次第でどのような戦にも参加し、戦果を挙げる狼。そこに所属する伊賀の抜け忍び・市蔵は落着いた判断と正確な射撃で依頼を解決していく。

シリウス期待の超新鋭・秋山明子が描く、本格戦国ロマン、堂々開幕!!!



これは完結した作品ということで、心置きなく紹介できます。

全5巻という短い作品ですが、非常にまとまっている作品だと思います。

なんでしょうか、比較的このくらいの話数でこうなったら終わるつもりです、みたいなものを先に提示しているのかい?ってくらいいい具合でした。

風呂敷を広げすぎず、少年誌としてのポイントは絞りつつ、みたいな。

ただ、広げすぎなかったゆえに、他の仲間たちの周辺の話もみたかったなという物足りなさも感じますが…これをやっちゃうとあっという間に巻数が増えていくんだろうなぁ。


この漫画の一番の魅力はやっぱり主人公がかっこいいという点ですね。

少年漫画において主人公がかっこいいっていうのは絶対だと僕は思っています。

もちろん仲間がかっこいいことは悪くは無いのだけれど、やっぱり最後は主人公が持って言ってもいいよってかっこよさはあってほしいと思っています。

そういう点で市蔵は満足点です。

ビジュアルも性格もそうですが、扱う武器が長すぎる火縄銃というのがもう……たまりません。


物語は基本的には狼(ろう)に依頼された仕事をこなしていく数話短編構成です。時代が戦国時代ということで、名だたる武将が登場したりもしています。いわゆる知られざる歴史、的な流れです。

ひとつ惜しいと思うのは、タイトルは戦国『戦術』戦記なのですが、あまり戦術って感じがしないのは、狼のメンバーが強いこと、正直あれくらいの作戦ならばある意味当然過ぎて戦術と銘打つほどの無いものに感じる、といったところです。

やっぱり戦術ものっていうと、デスノートや未来日記のようなものをイメージしていたので、ちょっと拍子抜けな部分がありました。

が、それを補うだけのかっこよさが市にあったからまぁいいか、これは戦記だ、で落着いたわけです。

基本は忍衆ですから、どことなく忍者っぽい動きや、攻撃、特技なんかがあるのもこの戦国アクションのよさでしょうね。



巻を追うごとに狼のメンバーが姿を現し、ライバルが出て来て、最後は市蔵の過去に迫って…という真っ直ぐ王道な戦国アクションです。何も考えずにただ主人公たちのかっこよさを見たい、という人にはおすすめです。

そしてこれをはじめから最後まで読んだ人は、ラストカットで市のかっこよさを脳裏に焼き付けることでしょう。



ということでひとつ漫画の紹介をしましたが、僕もそろそろ新しい漫画を読みたいなぁ…なんて思うのだけれど、最近の漫画でこれはすばらしい!!というのになかなかあえないんだよなぁ。

そういえばJIN-仁-が最終巻を迎えたようですね。ちょこっと読みましたが、なるほど、わかりやすいオチだと妙に安心しました。というかあぁするか、もうひとつのオチかふたつにひとつなのでしょうが、江戸に送られたことを考えれば当然の結果でしょうね。もちろん、この漫画はラストがどうじゃなくて、そこまでの江戸物語を楽しむものなんでしょうから、ラストばかり気になっていたのはドラマを見た僕くらいでしょうか。


ふぅ…


あ、ひとつ模型が完成しました。

ブログに書くのはもうちょっと後になると思いますが、ちょこっとだけ。


鼻歌まじりに のんびり歩いて 行こうじゃないか