あらすじ

小学生の頃の友人・サキヤがカズキのところに転がり込んできた。カズキはサキヤが苦手だったのだが、雰囲気の変わった姿を見て断りきることができなかった。朝早くに出かけ、どんな仕事をしているのか話さないサキヤに苛立ちもしたが、1週間の付き合いだとそっとしていく日々。そのうちカズヤの彼女チカも加わり、短い共同生活が流れていく。

先の見えない自分に望みを持てない青年の静かな日々を描く青春小説。


ラジオデイズ (河出文庫―文芸コレクション)/鈴木 清剛
¥525
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おそらくどこかのレビューか何かで知ったのだけれど、僕が通う本屋ではなかなか出会えなかったこの作品、かなり長い時を超えてやっと出会うこととなりました。

読もう読もうという気持ちが強かったためか、読み終えた今なぜこんなに気になっていたのかってくらい淡白な作品だという印象が強いのですが、改めて裏表紙のあらすじを読めば確かに僕の好きそうなジャンルだよなと…


ただ、この作品のよさはこの淡白さなんだと思います。

作者の若い頃の作品ということで一人称と三人称が入り混じっているというゴタゴタした文章ですが、この日記っぽさが良さなのかも。(そもそも ですます調と である調 が入り混じるような文章を書いている僕がどうこう言ええる話でもないっていうね。。。)

特に盛り上がる部分もない、何か問題が解決するでもない、かといって平和なほのぼの生活が描かれているのでもない。


描かれているのはカズキとサキヤの1週間。変化があったとすればサキヤのイメージが変わったということくらい。なんの変哲もない日々でもカズキにとっては大事な1週間がここにはあるんですよね。

いやなイメージしかなかったサキヤへの不信感は秘密を語らないことでより一層深まる。

チカとサキヤの仲のよさも気になって見たくないものまで見えてしまう。

けれどそんな思いもサキヤの告白とサキヤがいなくなるという事実で薄れていく。

カズキが大きく成長するわけではないが、サキヤとの関係が変化していく1週間。

この変化が心地よいと感じ取れるのかもしれません。



さらっと流して読める作品。

でもさらっと流しただけではもったいないのかもしれないって思える作品でもありました。

多分これに関しては再読はしないと思います。

でも、それが良さなんだろうなぁなんて。


それにしても…サキヤのラストの行動、かっこよすぎるだろ…


ふぅ…


昨日話していた トバル2、ついにクリアしてやりましたよぉぉぉ!!

体力の石-70、未補充の命の石、毒薬、もう何も怖くねぇ!!って状態でラスボス!!

………いやね、僕だって真剣勝負を挑んでやりたいけれど…勝てる気しないし…

邪道といわれようが卑怯といわれようが関係なし!!ただ目の前の敵を倒すだけ!!

なんかこやって勝ってしまうとあっけなく感じてしまうのだけれど、ここまでの道のりがきつかっただけに気にしな~~い♪


で、その流れで他のキャラではじめてみた。選んだのは鶏戦士オライムス!!

…じいさんが使いやすかっただけに全然勝手がつかめない。。。