子供学級 (1) (少年チャンピオン・コミックス)/桜井 のりお
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あらすじ

小学校に赴任してきた小島梅子。129.3cmという小学生並みの体格だが、彼女は史上最強の女教師であった。運動神経抜群、喧嘩はめっぽう強く、口も悪い、さらに付け加えれば下品である。そんな彼女に振り回される生徒たちだが、子供たちも黙っちゃいない。教師と生徒の間でドタバタなバイオレンス授業がコメディに変わる。



僕はチャンピオンは全く読みません。ではなぜこの作品が出てきたかというと、ある意味ジャケ買いです。

昔、この作者さんがジャンプの読みきりを書いたことがありました。

確か そうじの時間 的なタイトルだったでしょうか。これもギャグ漫画だったのですが、言葉の無い演出でビシビシと笑いをとるあの勢いに衝撃を受けたことを覚えています。

漫画版パントマイムです。

いつか連載しないかなぁと思っていたのですが、出版社と雰囲気を変えて連載していたようです。


あるとき本屋さんの棚を眺めていたら、どことなく見覚えのある顔(イラスト)があり、それがあのときの絵だと気がついたときにはもう買っていました。


僕は浦安鉄筋家族のようなギャグは好きじゃありません。何度かパラパラと読んでみたことはありますが、どれも話が悪かったのかイマイチ笑えず、逆にえぐい笑いに辟易してしまいました。

そしてこの作品はどちらかといえば浦安よりである。

えぐいこと極まりない。

なんてったって教師が子供を痛めつけるというのだから。

でも面白いと思えるのは、この作家さんとの出会いが良かったからなのか、純粋に漫画が面白いのか。

バイオレンスギャグってちょっと痛みが感じられてしまうが、あの丸顔がその痛みを半減しているような気がします。



実はこの漫画はもう僕の本棚にはありません。

好きな本なので売るなんてことはないはずなのですが、そういえば無いなぁと。


すると先日親戚の子が来て、この漫画の4巻は無いのかと聞いてきたのでした。

そう、僕はどうやら当時小学3年生くらいの女の子にこの漫画をあげたようなのです。

基本的にもらえるものは貰って帰る家族なので、内容は特に気にせずに持って帰ったのでしょうが、思いのほか子供が気に入っちゃったようです。


そしてその4巻は最終巻なのですが、どうやら僕は4巻は立ち読みか何かですでに内容を知っていただけで、持っていなかった様子。


ということで彼女らが帰ってから近くのbookoffを駆け巡りましたが、見事に4巻だけが売っていない。

4店舗回ってもあるのは3巻まで。

少女よ、どうやら僕は君に笑顔を与えることは出来そうもない。

しかしどうだろう。

あの漫画で笑顔になるには少し早すぎると僕は思うのだが。


ふぅ…

何か新しい漫画を教えてあげてもいいのですが、僕の本棚には小学生が楽しめる漫画が無い。

僕が本格的に漫画を読み始めたのは大学生になってからなのだから。

そもそも小学生に受ける漫画って何なのだろうか…

ちょこらんは似たテイストで柔らか味があるからお薦めなのですが、どうやら彼女たちは漢字が苦手な様子。

あれ、大人コミックだからフリガナついてないんだよねぇ。

でもこうやって漢字を覚えるのもひとつの手かと。


あ!よつばと!かな?

……あれは今や中古屋でもなかなか手に入らない品物である。

だからといってまだ僕には君にたちに新品の漫画を与えられるほどの金銭的余裕も無い。

……今はおとなしくDSをやっていてください。