
- キノの旅〈11〉the Beautiful World (電撃文庫)/時雨沢 恵一
- ¥578
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あらすじ
キノはモトラド(注:二輪車)であるエルメスと共に旅をしている。訪れた国での滞在期間は常に3日間。その国を知るには丁度良く、それ以上は旅立ちづらくなってしまうから…
さまざまな国を知り、その国の状況を見守り、そしてまた旅立っていく1人と1台のファンタジー旅行記を淡々とした文章で描く。
『戦う人たちの話』
とある国で出会った一団に護衛を頼まれたキノ。彼らはこの先に出るといわれる山賊から守ってほしいと頼んできたのだが、いざ森へ入ると彼らは王族に使えたものたちで、キノはどうやらお国騒動に巻き込まれてしまった様子。果たしてキノは彼らを守りきることが出来るのか。
収録作
口絵『子供の国』 -Burn Up-
口絵『お花畑の国』 -Flower Arrangement-
口絵プロローグ『カメラの国・b』 -Picturesque・b-
『つながっている国』 -Stand Alone-
『失望の国』 -Hope Against Hope-
『アジン(略)の国』 -With you- (師匠の話)
『国境のない国』 -Asylum- (シズの話)
『学校の国』 -Assignment-
『道の話』 -Passage-
『戦う人たちの話』 -Reasonable-
エピローグ『カメラの国・a』 -Pictureque・a-
キノの旅の11巻です。
久しぶりにキノの旅を読みましたが…こんなに皮肉めいた話ばかりでしたっけ?(^▽^;)
近年のキノの旅は確かに風刺めいたブラックさのある作品が多くなってはいましたが…
と思ってタイトルを見直してみれば、バランスとしては案外普通。
多分、子供の国とつながっている国が印象的過ぎたのかも。
あぁ、切ない…そう心底思ってしまったのでね。
いくつか結末がわかってしまうようなお話もありましたが、久しぶりのキノの旅はさくっと読めて安心感のある一冊でした。
今回は師匠の話やシズの話は少なく、キノメインですが…なんとなくボリューム感が無いような気はしましたけど、ショート・ショートという本来の(というよりも昔の)キノの旅はこのくらいテンポよく話が進んでいたので、原点回帰とも取れるかもしれません。
この腕で人を殴り この腕で人を抱く
-Farewell to Arms?-
ふぅ…
[ 家に煙突ある? ]
私はないけど欲しい 派!
小学生の親戚の子どもにサンタさんに何をお願いするの?と聞いたらDSiが欲しいと言っていました。
DS持っているのに!?と思いましたが、思い出してみればゲームボーイ持っていたのにゲームボーイカラーをおねだりしていた自分を思い出しました。
でもね、僕は結局ゲームソフトを選びましたけど!
そんなお子様たち、もちろんサンタさんなんていないと思っております。ホントはいるのにね。
しかし、我々の会話に対してまるでサンタがいるかのような(信じているかのような)受け答えをした彼女たち。なんか…大人だ…。会話を楽しんでいるあたりがもう完全に大人だ…(゜д゜;)