- P.S.アイラヴユー (小学館文庫)/セシリア アハーン
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あらすじ
「君はひとりでは生きていけないとぼくに言ったね。でもきっと生きていけるよ、ホリー。ぼくは君の人生の中の一章にすぎない。これからいくつもの章が続くはずだ・・・」。夫の死を受け入れられず、絶望にくれるホリーに届いた、亡き夫からの手紙。それがすべてのはじまりだった。家族と友に見守られながら生きる力を取り戻していくホリーを通し、愛する人との永遠の別れと人生の再出発を描いた感動作。
僕としては非常に珍しい、海外の恋愛小説をチョイス。
あまりに手を出さない分野なため、手元に置いてから1年以上温め続けてしまいましたが、やっと読む決意を固め、読破してやりました!
結論から言うと…
どうなんでしょう。この原作者さんの文体が易しめなのでしょうか、それとも訳した方が易しめの言葉を使ったのでしょうか。
内容は海外の恋愛小説らしさ、海外作品ならではの他国文化を十分に持った作品なのですが、文体は児童書のような。
そしてなんとも煮え切らないホリー。大切な人を亡くしたということは非常に辛いことはわかりますが、どうも張り切って落ち込んで、張り切って、落ち込んでというその連続がちょっと読んでいて違う辛さがあったかなぁと。
そのためか感動的な場面もいまいち涙を流せなかったかなぁと。
えぇっと…
よく読みきったなぁという感想の方が強い作品でしたが、純恋愛が好きな人にはぴったりな作品なのかもしれません。なんたって世界で500万部売り上げた作品ですからね。
これは友人に薦められて読んだ作品でした(友人は映画の方を薦めていたのですが)。なるほど、彼が好きそうなお話である。他人のお薦めって結構聞く分にはおもしろい。
それぞれの好みが浮き彫りにされますからね。でもそれをいざ手にしてみると、必ずしもお気に入りになるとは限らない。
いや、でも僕も手紙が届くという設定は好きだから手にしたんですけど…実はその設定の解釈が違ったので、残念感の方が強まってしまったんですねぇ。
すぐわかうことなので書いてしまいますが、僕はてっきり手紙が一通ずつ届くと思っていたのですが、実はどさっと一まとめに入っていたというね。
それでも一月ずつ読んでいくホリーにちょっと感心してしまった心の弱い僕でした。
ふぅ…
映画の方も観てみようかと。
ついでに原作を読んだけどつながりで「西の魔女が死んだ」と「アルゼンチンババア」も観てみたい。
あ、でもその前に見たい映画が…(^▽^;)