キノの旅Ⅱ‐The Beautiful World 著:時雨沢 恵一
- キノの旅〈2〉the Beautiful World (電撃文庫)/時雨沢 恵一
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あらすじ
キノはモトラド(注:二輪車)であるエルメスと共に旅をしている。訪れた国での滞在期間は常に3日間。その国を知るには丁度良く、それ以上は旅立ちづらくなってしまうから…
さまざまな国を知り、その国の状況を見守り、そしてまた旅立っていく1人と1台のファンタジー旅行記を淡々とした文章で描く。
『優しい国』
旅人の間では評判の悪い国があった。キノとエルメスはその国を訪れることにしたのだが、そこは噂とは正反対のとても優しい国だった。滞在最終日である3日目、キノは珍しくもう少しここに居たいというのだが…
収録作
口絵『狙撃兵の話』 (師匠の話)
プロローグ『砂漠の真ん中で・b』
『人を喰った話』
『過保護』
『魔法使いの国』
『自由報道の国』
『絵の話』
『帰郷』
『本の国』
『優しい国』
エピローグ『砂漠の真ん中で・a』
『続・絵の話』 (シズの話)
1巻を読み終えてすぐにまたキノの旅シリーズに手を出してしまいました。
この物語は基本短編なので次から次へと読んでいかなくちゃ話が中途半端だ!なんてことはなく、むしろ作品のつくり方からしても時系列は短編ごと常に変わっています。
だからそんなにいそいそと読まなくてもいいのですが…
なんとなぁく手を出してしまいましたねぇ。
正直、何がここまで読み進めさせるのかは分かりません(^▽^;)
とびきり美しい風景描写があるわけでも、激しい冒険活劇があるわけでも、独特な文章があるわけでもない。
けれど読んでしまうのは…
淡々としながら国をまわる感じが心地よい・・・から?
物語のオチが程よくしっとりとしている・・・から?
文章の構成が寓話の良さを引き出している・・・から?
いや、なんとなくこの作品に僕がはまっている理由は、物語の構成だと思います。
それは、モノローグがbパート、エピローグがaパートという構成であったり、
絵の話、続・絵の話のような構成であったり、
そういう構成に弱い僕はロッカーの中に体がピッタリとはまるかのごとく、見事に挟まったのかもしれません。
まぁ今のところ良く分からないのですが・・・
なんとなくもうちょっと読みたい。
何が正しいのか?誰が正しいのか?
何か正しいのか?誰か正しいのか?
「キノ。これからどうするのさ?」
「さあね。どうしようか? どうしようか悩み続けようか?」
↑キノの人柄とか雰囲気を出していて好きな場面です。
ふぅ…
[ 最近驚いたことは? ]
僕は本が好きですが…
こんなペースで読んだっけ?
完全に休憩という言い訳の現実逃避です。
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