
[ 漫画と小説、どちらが好き? ]
難しい問いですね。
漫画と小説は同じ読み物ではあるものの、まったく違うものですからね。。。
もし僕が無人島へひとつだけ漫画家小説を持っていくとするのならば、間違いなく小説でしょうね。
漫画はどうしても数巻からなるストーリーで構成されていくものですから、この一冊だけ!って訳にはいきませんからね。
小説は一冊でその世界を作り上げ、完成させていることがほとんどですし、同じものを何度読んでも飽き足らないのは小説の持つ想像性がそれを感じさせます。
ただ、気軽に読むという点では漫画のほうが優っている気がします。
漫画は完結が難しく、満足のいくストーリーでした!というものが多くないことが弱点ですが。
だから僕も、このブログで紹介してきたのは、基本的に完結したものであり、全体を通してすばらしかったものを載せて来たのですが…
そろそろ限界が近いようです。
というか、まだここで紹介していない僕が持っている作品で、完結しているものは後は幽白くらいです。
しかし、漫画大国とも呼ばれる日本の漫画、まだまだいい作品はたくさんあります。
ということで、これからは未完の作品も少しずつ紹介して行こうかなと思います。
正直未完の作品は、今後の展開がさっぱり読めず、これいいよ!って紹介しづらいのですが、まぁその博打みたいなところも漫画の面白さでもありますからね。
打ち切りで終わったとしても、納得のいかない最後が待っていたとしても、それがその作品の結末ですから。
テガミバチ
- テガミバチ 1 (1) (ジャンプコミックス)/浅田 弘幸
- ¥460
- Amazon.co.jp
ジャンプスクエアにて連載中
あらすじ
AG国家公務郵便配達員「BEE」、通称テガミバチ。彼らの仕事は手紙を届けること。
しかし、この地には鎧虫(ガイチュウ)と呼ばれる巨大な虫たちが人のココロを求めて襲ってくる。この鎧虫を倒すには、精霊琥珀によってココロを込めた心弾を撃つのみ。
テガミバチはこうしてココロを撃つことで鎧虫から手紙を守りつつ、送り主へ届けていく。
そんな仕事を目の前で見たラグ・シーイングは、憧れのBEEであるゴーシュ・スエードのようなBEEを目指すのだが、ゴーシュは今…
基本的には手紙を預かり、様々な鎧虫と闘い、手紙を無事届けるといった1話完結の物語です。
物語の構成としては、特別なものがあるわけでもない。
けれど、この作品は手紙を届けるという単調なものをいくつかの要素を加えることで、しっかりと物語として作り上げているため、面白く読めるのではないでしょうか。
絵は好き嫌いがあるかもしれません。
作者の浅田弘幸は以前「I'll」というバスケット漫画を描いており、僕はその漫画も好きだったのですが、この作品がアイルの作者だとは最初わかりませんでした。ってくらい絵の雰囲気は違います。
ファンタジーっぽさを感じさせる絵ではあるけれど、それが逆に見づらいとも感じるかもしれません。
ギャグもわざとらしくなくて、好感が持てるし、この作品のいい味を出している。
僕はジャンプスクエアを読んでいるわけはないので、この作品は完全にジャケ買いでした。いや、ジャケ買いとはまた違うかな。タイトル買いとでもいうのでしょうか。
はじめは僕のあまり好きな絵柄でなかったことに残念な気持ちでしたが、話や設定がおもしろく、なによりディンゴ(相棒)のニッチがかわいい。気がつけば本屋へその時出ていた3巻までを全て買い、現在出ている4巻もしっかり買っております。
絵の雰囲気が変わったわけはないのですが、人間の適応力というやつでしょうか。もうそれほど気になりません。
ほっとするようなエピソードの数々。あなたのココロも動かしてみませんか?
「あのね…思ったんだ…いつか…あなたのような…テガミバチになりたい!」
「撃ちだす弾はこころの欠片…」
ふぅ…
最近月刊誌の漫画がアツい。
いろいろ手を出して楽しんでいるのですが、月刊誌の単行本のペースに体がついていけずモヤモヤしています。
3ヶ月で出ていたものが半年しても出ないなんてことはざらにありますからね…
まぁこれ以上漫画が増えてもって感じですが。。。