どうも、最近キリン氷結の幸田来未と綾戸ちえの区別がそんなにつかないジェットです。

昨日、メジャーでボンズがメジャー新記録をうちたてたので、ちょっとボンズについて書いてみたいと思います。


まず特筆すべきはスイングスピードの恐るべき速さ。
普通ホームランバッターは、球のコースと球種をある程度ヤマをはって打つが、ボンズは全く違う。
ボールをぎりぎりまで引き付けて、その恐ろしいスイングスピードで打ち抜くのだ。
いわばスナイパーといったところか。
そのスピードがどんなもんかというと、日米野球で来日した際に、巨人のキャッチャー阿部がこう語っている。

「2ストライクまで追いこんで、ピッチャーに投げさせたのはストライクゾーンに直球。
球がホームベース上まで来たときにボンズはぴくりとも動かなかったんだ。
僕は『やった!あのボンズから見逃し三振だ!』と喜び、球をキャッチするはずだった。
次の瞬間、目の前を一瞬何かが通ったと思ったら、球はライトの観客席に飛び込んでいったんだ。」

左打ちなのでライトに球が行くということは早めにタイミングをとったということ、
そこまで引き付けても尚ひっぱり方向に打てるスイングスピード、まさに怪物だ。

実は若い頃は足もずば抜けて速く、通産で400以上の盗塁を記録し、
シーズン記録では史上まれな3割40本40盗塁も達成している。
しかし高齢化とともに足は遅くなり、なぜかそれと反比例するかのように上半身は肥大していったのだ。


後編へつづく。