「64」広報官の戦い | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

64(ロクヨン)/文藝春秋


緊迫感:ぎゃーーぎゃーーぎゃーーぎゃーー /5
感動:000000000 /5


横山秀夫さんの
「64」を読みました。


刑事から広報官となった三上は
いつか刑事に戻ることを考えていた。
ところが娘が失踪し、それを弱みに利用され
警務部の中で身動きが取れなくなってしまう。

そんな中14年前の未解決誘拐事件
通称「64(ロクヨン)」に関して
きな臭い噂を聞きつけた。

三上は警務と刑事、
そして記者たちとの間で
板ばさみになりつつも
「64」の真相に迫る。


ドキドキな展開が連続する
作品でした。

ちょっと長く感じましたが、
ラストの感動はこの長さが
あればこそでしょうか。

おもしろかったです。

過去の事件の謎や
最後にサッと華麗に回収される伏線が
気持ちいいですね。

しかし、警察って
大変なんですねー。

広報という部署について
全然知らなかったのですが、
事件とは離れたところでも
激しい戦いが繰り広げられていました。

警察モノでこういうのは読んだことがなかったので
新鮮です。