「銃器使用マニュアル」写真注意…… | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

銃器使用マニュアル 愛蔵版/カヅキオオツカ

「銃器使用マニュアル」読みました。


そういえば推理モノ、犯罪モノにはよく使われるアイテムなわりに

あんまり知らない銃のことを詳しく解説してくれます。

ときにそんなに詳しく知りたくなかった、

という気持ちの悪いお話も(^^;)


我が家の玄関には木刀が常備されています。

セコムは手が届かないので木刀です。


危ないヤツが押し入ってきたら剣道初段(中途半端……)の

わたくしが脳天を一撃する予定です。


USAではもっぱらみなさま防犯に銃を常備なさっているそうですね。


ところがです。

この本によるといつも銃の訓練をしている検察官でも

ちゃんとターゲットに命中する確立は25~65%、

ドラマなんかで一発バンッと撃って犯人ぐったり、ってあれは

けっこう運がいいパターンみたいですね。


素人で銃を命中させるというのはなかなか難しいようです。


すばらしい幸運により1発命中したって安心できない。

心臓を打ち抜いても脳への血液供給が完全に止まるまで数秒間は

反撃される危険があるのです(0_0)!!


だからと言って頭を狙うのはさらに難しい。

頭蓋骨に当たって跳弾を受ける危険、的が小さいので当たらない、

など問題てんこ盛り……


そのためバッカンバッカン撃たなければ自分の命は

守れない、かもしれない。


小説の中では万能の武器であるかのような印象を受けていましたが、

けっこう、アレだ、素人には使えないんだ(^^;)


しかし銃で撃たれても平気、という話ではないんです。

そこが気持ちの悪いお話でした(>_<)


「銃創」です。写真付きの丁寧な解説で若干、気持ちが悪くなります。

銃創は弾(ブレッド)の種類や撃たれた角度、モチロン銃の種類に

よっていろいろなタイプがあるらしいです。


人体の臓器や筋肉組織、骨や脳など当たった場所によっても

その反応は様々です。

組織の結合力やら伸縮性やら、いろいろあるらしくそのあたりは

化学、生物の教科書のようです。


面白かったんですが、誰かにこの本を読んでいる姿を見られると

いいことはないと思います。

変な人だと思われかねません。