こんにちは。
ナカヤマ.です。

※今日のブログはいつもより長くなるので、お暇な時にどうぞ。

いやはや、昨日はDIVE飯坂でございました。
とっても情熱溢れるイベントで、胸にグッと来るものがあった手作り風野外イベント。team GUY結成初期の頃のあの情熱に似ているものを感じて感化されました。素敵なイベントでした!DIVE飯坂サンキューです!



昨日の物販から、Loveit!初のCDを販売開始致しました。段ボール一杯に詰めて、「どうせ余っちゃうよね~」なんて言いながら運んできたCD達でしたが、帰りの段ボールは重さ的には軽くなってたけど、想い的には来る道よりも帰り道の方が断然重くなってました。CDは結局ほとんど完売状態でして、段ボールの空いたスペースにはファンの皆様からのお手紙や差し入れ等がたくさん入っていました。本当に有り難いし、あったかいな~。(涙)

えーと、作ったCDがほとんど売れてしまったので、増盤しなきゃならなくなってしまいました。こちらもとっとと作ってご予約の皆様に郵送致しますので、昨日現場に来られなかった皆様はもう少々お待ちくださいませ。


さて、Loveit!初のCD如何でしょうか。お聴き頂いているそれらがLoveit!の『今』です。お世辞にも上手いなんて言えないかも知れませんが、Loveit!の『今』を感じてもらえて、少しでも元気になってもらえたら最高に嬉しい訳でございます。ご購入頂きました皆様、本当にありがとうございます!

twitterで色々見てたら、予想外に「良い」って言ってくださってる方がいて感動しました。良い意味でゆる~いAKBさんっぽいって書いてあってなんだか気恥ずかしい気持ちになったのでした。ゆる~いDVDをゲット出来た方はもうご覧頂けたでしょうか。アレの感想も聞きたいなぁって思っております。個人的にはらぎの「ぞー!」と向日葵のモノマネコーナーがオススメかな。


CD制作は、メンバーもスタッフ陣もホントに頑張りました。
特にエンジニアのジョニー氏は本当に力を貸してくださって有り難かったです。猪苗代からわざわざ福島に来てレコーディングに協力してくださってました。

レコーディング中の裏話と言えば、一つ思い出されるのが夢彩です。
実はRe:スタート!という曲は凄く作るのに苦労した曲でして、歌うのもまた難しい曲でした。
レコーディング中は私がメンバーの横について、ここはこうだ!とか、もっとこうしろ!とかギャーギャー喚いています。
やり直しのテイク数もかなり多くなる場合もありまして、夢彩が失敗のドツボにハマってしまった時がありました。
だからと言って、中途半端なものを作ってはいけないというのは私の立場からすると当然のことですので、心を鬼にして指導を続けていたところ、夢彩がいきなり静かになりました。
夢彩の方を見てみると、大粒の涙を零しながら、目の前の歌詞の貼られたホワイトボードを睨んでいました。

これは一旦中断しないとだなと思った私は「顔洗ってきなさい」とだけ告げて夢彩をレコーディング部屋から出しました。部屋から廊下に出た瞬間に夢彩はわんわん大声で泣き出しまして、緊迫した空気が流れていました。
その時にジョニー氏はパッと部屋から出て夢彩の元に。
「大丈夫だよぉ~。あそこまで歌えたんだからもうちょっとじゃんかー!」
泣いていた夢彩にそう優しく声を掛けてくれていました。立場上厳しく接さないといけない私の代わりにしっかりとフォローしてくれた訳です。
私はその間ホワイトボードにどう歌うのかというものを書き出し、マネージャーの石井氏は懸命に空気を和ませようとしていました。

しばらくして、目を真っ赤にした夢彩がレコーディング部屋に返ってきました。そこから頑張って、ちょっと失敗しても逃げずに頑張って、ようやく夢彩のレコーディングが終了したのでした。

レコーディングが終了したと分かった瞬間、安心したのか「出来たーーーー」と叫びながらまた号泣し始めた夢彩の頭をわしわしと撫でてやったのを覚えています。
一つ、人が困難を乗り越えて成長する姿を目の当たりにした瞬間でした。


Loveit!メンバーも5人いれば多種多様。
器用なメンバーもいれば不器用なメンバーもいるし、ダンスが得意なメンバーがいれば歌が得意なメンバーもいて、MCで引っ張るメンバーもいます。
それぞれがそれぞれの役割をしっかり理解し実現すること。これがグループアイドルの最大の売りだと思っています。
出来なくても良いから逃げないこと。ぶつかってみること。失敗を受け入れて次に進むこと。

アイドルという華やかな響きとは全く違う部分、つまりは人間としての泥臭い、暑苦しい部分が成長へと繋がるんだと私は思っています。
夢彩の例は数ある話しの中の一部で、他の4人もそれぞれがそれぞれの壁にぶつかりながら、もがきながら、悩みながら、考えながら活動をしています。私はそれが彼女達の人間としての成長に繋がれば良いと、それだけを祈っています。

アイドルには区切りというか、限界になる年齢もある訳で、その区切りというのは人生の半分も過ぎていない頃に訪れるものです。
人生の中の短い時間を燦然と輝くのがアイドルという職業です。このアイドルという職業にいる中で学んだことが、アイドルでいられる間に活かせるかどうか分からない。
でもそれが、彼女達の人生の中のどこかで活きたり、「あの時Loveit!として活動して良かった」と思える時が来たなら、私は満足です。それが福島の皆さんに伝わり、少しでも元気になってくれたりしたなら、私はプロデューサーとして本当に幸せなんだと思います。


上手くいかないこともあるけれど、少しでも長く幸せな時間が続けば良いなと思います。


長々と書いてしまいました。
明日からまたバリバリ仕事します!
皆さんはCDヘビロテ&Loveit!サイコーって宣伝してくださいね!よろしくです!
それではっ!