それは、
おかあさんとちいさいこうえんにおさんぽにいったときのこと。
ベンチのそばにさくらのちいさなえだがおちてたの。
おかあさんは、すぐにそれにおきづきになった。
そのちいさなさくらのおはなさんは、
みなさんいきいきとさきほこってらした。
おおきなみきから、たおられたにもかかわらず、
ちいさなさくらのおはなさんは、じめんにおちても
いっしょうけんめいにさいていました。
おかあさんは、かわいそうになって、
そのさくらのおはなをそっとバックにおいれになった。
「もんちゃんに、もってかえろう。」
そして、すこしおおきないつものこうえんにいったら、
こんどは、つばきのようせいさんとであった。
おかあさんは、まだじめんにおちたばかりの
きれいそうなおはなを、おひろいになった。
「これも、もんちゃんに持って帰ろう。」
おかあさんのおさんぽバックのなかは、
ようせいさんたちのわらいごえでいっぱいになった。
おうちにかえってから、まっさきにおかあさんはおだしになる。
「よかった・・・つぶれてないね。」 「うんうん、おかあさん」
「おかあさん、きれいにさいてるね。」
またおかあさんのあそびごころがむずむずしてるのがわかった。
羽菜ちゃ~~~ん、かわいい~~~~~~
やっぱり・・・おはじまりになった。
羽菜ちゃん、桜の妖精さんみたいよ~~~~かわいい~~~~
おかあさんのあいは、いつもこのうえなくはんぱない。
おかあさんは、はなのあたまになんでもおのせになる。
はなのあたまに、はなぁ~~~っていって、おおわらいなさる。
たまに、やりすぎのときもあるけど、はなはたのしい。
そして、おかあさんはようせいさんたちにおみずをあげた。
これでよしと。
もんちゃん、おまたせ。
春だよ、もんちゃん。
また、春がきたんだよ。
おかあさんは、もんちゃんにはるのおすそわけをなさった。
そんなはなのおはなしでした。
あ~~~ん、今夜もオールナイト、寝かさないぞってか。
いやん、バカボン
明日、起きれるかしら?