サクラ

首都圏の中学入試も、三日間を終え、

いよいよ4日より後半戦へと移っていきます。

もうすでに、行き先が決まって、
中学受験を終えた受験生親子もたくさんいますよね。

一方で、未だ“花が開いていない”という子もいます。
本人はもとより、親御さんも、
その心中たるや、
ハラハラドキドキなんか、とっくに通り越して、
かなりお辛いことと…お察しいたします。

よく、中学受験を例えて、
「一つ合格(うか)れば、次々、合格る」
「一つ落ちると、次々、落ちる」
と言われますが、これは言い得て妙です。

“勢い”のある・ない、で、合格・不合格も変わってくる、
ということですよね。

でも、なぜ、こういう現象が起きるのでしょうか?

いくつか理由はありますが、
そのうちの一つは、やはり幼さからくる「精神力」のちがいです。

12~13歳の子達においては、
緊張やプレッシャー、その他のさまざまな影響を受けることで、
本来の半分くらいしか実力を発揮できない子もいます。

その反対に、普段の何割増かの実力を発揮してしまう子もいます。

もちろん、「精神力」が強いだけで合格できる、というわけではありません。

これまでの努力の積み重ねがあってこそ、の話です。

しかし、努力の質や量もそれほど変わらず、
成績も似たり寄ったりの子達なのに、
大きく結果が分かれることは大いに起こりえます。
このことは、決して見逃すことのできない事実なのです。

さて、明日の早朝、
受験に向かう子達は、「まだ、行き先が決まっていない子」達がほとんどです。

中には、さらなるチャレンジ!ということで、
上位校を受験しに来る子もいると思います。

どちらを応援すると言うわけではありません。

どちらにせよ、「その学校に通いたい!」という意思があるのなら、
勝負ですよね!

負けたくないよね?
勝ちたいよね?

特に、まだサクラが咲いていない受験生のみんな?
がんばって!

がんばってるのを知ってて、
「がんばって!」しか言えないのがもどかしいけど、
誰も助けてあげられない。。

でも、うつむかないで、胸を張って受験会場に行ってほしい。
そして、キミの持ちうる力をすべて、問題にぶつけてほしい。
一文字も読み落とさないように、ていねいに問題文を読んでほしい。

つらいよね。
でも、負けないで!
勝負は、僅差で決まることが多い。
その、わずかな差は何だろう?

1日も早く、キミに笑顔が戻りますように…。
キミの笑顔を、多くの人たちが待っている!!

僕も待っている。