分不相応な講演テーマ | 勝手に☆とやまの定住コンシェルジュのBlog

分不相応な講演テーマ


【朝のフロントガラス】

さかのぼってます。
12月1日。…やっと12月に追いつきました(笑)。

とうとう12月。本格的な冬がひたひたと、確実にやってきています。
もうまぎれもなく、秋は終焉を迎えております。

この日は午前中からお昼にかけて、富山市役所へ。
富山市議会の観光議員連盟のみなさんの前でお話をさせていただきました。

いつも、何気ない富山の日常の素晴らしさを、
私の趣味的にお話しているため、
たいしたことを言えていない私ですが、
今回のオーダーには、うーんとうなってしまいました。


【朝のフロントガラス】

「北陸新幹線開業後の観光戦略について」だそうです。
…こんな大上段に構えたテーマを、
私なんぞが、富山県の中心で日々まちづくりのためにご尽力されている議員のみなさんの前で、せっまい視野の自分の考えをお話してよいものなんでしょうかね?
…これは、罪深い(笑)。

議員のみなさんも、何の罰を受けるんだか(汗)。

…とはいえ、お引き受けしてしまったので、
とりあえず精一杯お話しました。

富山市の観光戦略として、ポイントとしては4つ。
…の前に、
私の考えの大前提として「新幹線が来るからやる戦略」というものには関心がないため、
「新幹線が来ようが来まいがやること」についてお話しました。

で、ポイントは4つ。

1. 極上の「日常」を売ること。
暮らしてみないとわからない、当たり前の生活の中に染み込んだ豊かさを、見直して、大切にすること。それを少しずつお裾分けする気持ちが大事だということ。

2 「薬都」を徹底的に売りこむこと。
土地に根ざした産業であり、今の文化や生活に大きく関わっている「富山の薬」「薬の都である富山」を、もっと多面的に捉えて、とことん活用すべきということ。

3. 「結節点」という地の利をコンテンツにまで高めること。
例えばT4Uの活動のように、富山県内や岐阜・長野方面への玄関口としてできる、独自のコンテンツづくりがあるはずだ!ということ。

4. 「深山の桜」を守り、育てること。
簡単に見に行けたり、手軽に手に入るものではなくて、不便なところにあってもキラリと光る本物をしっかり求め、守り、育てて行くことが大事だということ。

…多分に「べき論」の部分もありますがね(汗)。
大先輩方に、お話できる機会がいただけたこと、感謝しております。

私の未熟な考えも、何かのお役に少しでも立つことにつながれば、幸いです。