おわりとはじまり | 勝手に☆とやまの定住コンシェルジュのBlog

おわりとはじまり


【ほんまちの家にて】おわりははじまり。

夜中の12時を指そうとしている時計。

9月5日も、
なんだか出たり入ったりのスケジュールでした。


12時は、おわりではじまり。
毎日、悩んで、毎日、後悔して、毎日、反省して、
毎日、思い直して…って繰り返してきましたし、
これからもそのサイクルはずっと繰り返されるんでしょうが、
でも、確実に新しい日が始まり、
そしたら一歩一歩、前にあるくしかない。


●おわりとはじまり

最近、会社の経営に関して、
あることを決めました。

それは、
ご迷惑をおかけする方々のことを考えると苦渋の決断でもあるし、
長期的に見れば新しいスタートを意味することです。


…そう、今までは「ぬるかった」んです。

自分が忙しいことを理由に、
決断を先延ばしにしたり、
指導をあいまいにしたりしてきてしまった。

だから、それを全部、やめることにしました。

「なんとなく、楽しそうなことをやっている会社」というのは、
結局は「何をやってるかわからない会社」ともいえる。

そこに甘んじちゃいかんと、いまさらながら、感じております。


改めて、私が代表をやっている会社は、

“私の持ち物”ではなく、ましてや“私そのもの”でもなく、
“社会に認められてこそ存在できる別の一人格”です。

いろんなお仕事をいただくようになってからますます、
私ではなく、ワールドリー・デザインさんが、
“社会に貢献する”ためにできることを考えてきました。

組織として、社会の“期待”に応えていくとは何か?

変える必要のないものは、ちゃんと守って、
問題があるなら、もっと違うものに変えて、
いい社会を構成する組織体のひとつとなりたい。


●プロ意識

“もっと工夫する”って謳っているデザインの会社ですから、
少なくとも、右から左にものを動かすことを「仕事をした」とは
言ってはいけないわけです。

組織に所属するひとりひとりが、
心をこめて、手を動かすのはもちろんですが、
もっと相手のことを知り、よく分析し、
だれよりもその相手に詳しくなったうえで、
“質”の高いものを提案したい。

…そのためには、
意識と技術を上げるための努力を
徹底的にしなければいけないと感じています。

相手の“期待”にちゃんと応えるだけのスキルは、
実は、“仕事をしている時間”だけでは、
補いきれないものであると思っています。


「プロ意識」。

…今まで、私はこの言葉を極力避けて通ってきました。

個人としては、
よりよい生活者であるという延長線上に、
お仕事があると思っていますし、

おじいちゃん、おばあちゃんと一緒にお茶のみ話をしながらの、
“ほっこり”空間と時間の中に「プロ」という言葉を持ち込むと、
すごいおかしなことになると思っていたから。


…でも、“組織”として求められているのは、
まさに“プロ”としての分野だと気づきました。

一個の人間として、
コミュニケーションとデザインを通じて、
地域に貢献していく“プロ”を、しっかり輩出していかねば、
私は、何もしていないのと同じじゃないか?と。


おこがましさと恥ずかしさのフェーズを、
卒業しなくちゃいけない。…そう、私個人が。


会社が、もう違うフェーズに行っているのに、
社長の私がそこで、
もじもじしているわけにはいかないから。