日々、修行中。
【千石町通り・金泉堂さんにて】
さかのぼってます。
8月21日は、お昼前に商店街取材。
「がんこもん」で名高い千石町通りへ。
…私は、取材が大好きだ。
直接、人に会って、話がきけるから。
お店ならお店の歴史の蓄積を感じながら、
未来を語れる場所だから。
でも、今回の取材は、
一歩引いてスタッフ主体で行ってもらっている。
本来ならひとりでやるようなボリュームだとは思うが、
事務所からご近所なのもあって、
それぞれにお店の方々とのコミュニケーションの取り方を、
学びあってほしいと思い、会社の全員でお邪魔。
段取りのいいMちゃん、
ふとした瞬間を切り取れるKさん、
隠れた面白さをみつけるSちゃん。
それぞれに、着眼点も違うし、特技も違う。
視点が多いほど、対象を多面的に捉えられるということを、
実感してくれたのではないだろうか。
そして、たった一人でも
たくさんの視点からまちを捉えられるように
なって欲しいと思う。
たくさんの視点を持つということは、
たくさんの人を(今生きている人も、もういない人も)リスペクトするということだ。
そして、その周辺のルーツに興味を持ち、自分で調べることが裏付けとなる。
ただただ、それを繰り返していくことで、
どんな人にもどんなお店にもどんな地域にも、
キラリと光る宝を見つけることができると思う。
…それは、例外がない。いまのところ。
15年以上、ほぼ毎日実践してきた結果が、
今の私の視点をつくっている。
自分が無知であるということを常に基本に置きながら、
「教えてもらう」姿勢で、リスペクトポイントを探る。
集中力を高めて、チューニングする。
でも、実は、
「視点」があるということだけでは、
双方向の関係になれない。
単にヒアリングをして感想をいうだけではなく
一緒に未来をつくる仲間としてのスタートラインに立つためには、
また別の修行が必要だと思ってるけどね。
…その方法は、
それぞれが見つけないといけないもの。
そして、何より、私自身も毎日修行中。
全ての人が先生でありますな。