豊かに暮らすとは、美しく生きることでもある
【超立派なアズマダチ】
こんにちは。
土曜日の今日は、すこしゆっくりしながら、事務所作業中。
早起き生活をするようになって、
2日間で3日分の作業…約1.5倍のパフォーマンスで
仕事ができることが、自分自身でも確認できております。
そんなわけで、家事も一通りやって、
諸作業もひと段落して、ブログでも書いてやろうか…
という、今までと格段に違う、気分的な余裕が生まれております。
ありがとう、一週間。
そんな気持ちで振り返ってみたいと思います。
●手をかけるって、美しい。
写真は、週のなかばにお邪魔した、
砺波市内のお宅にて。
最近は、気持ち悪いほど雪が降りませんが、
冬の青空というのは、毎回お正月を迎えたときのような晴々とした気分にさせてくれますね。
青空に映える、砺波の伝統家屋。
【家の雪囲い】すべてお手製!
古いところは130年ほど経っているという立派なお宅は、
隅々まで手入れや掃除が行き届き、敷地内が聖域のように感じられるほどでした。
どんなに田舎といったって、
肥料などのカラフルなビニール袋や、ビニールひも、プラスチックバケツなど、
ケミカルなものが目に付くのが普通だと思っていましたが、
このお宅は、すべてお庭でとれた竹を、
自分の田んぼでとれた藁で編んで、
雪囲いにされていました。芸術的なしあがり。
そのへんに何気なく置かれた小枝をまとめるのも、
落ちたまつぼっくりを入れるのも、お手製の縄で編まれたもの。
やっているご本人には「あたり前」のこと。
でも、膨大な「手仕事」って、
やっているうちに昇華され「祈り」に近くなる…と思っている私には、
もうすべてが、ひれ伏したくなるように美しかったです。
【屋内】はっとする色
お部屋の中で見つけた、色鮮やかな建具。
ガラスはもちろん、昔のもの。
思わぬお天気に恵まれた日、
惜しみなく降り注ぐ冬の光がさしこんで、
はっとするほど美しい一角をつくっていました。
・・・はぁぁ…。ため息がでます。
誰に見せるわけでもないけれど、
いつでも、誰が見てもいいように。
…それは、
「ええかっこしぃ」なのかもしれないけど、
やっぱりとてもステキなことだと思う。
「豊かに暮らすとは、ていねいに暮らすこと」ですが、
丁寧に暮らすとは、惜しまず手をかけることだし、
惜しまず手をかけるということは、美しく生きることそのものだ。
…と、強く感じた今週でございました。
その早寝早起き、そのお掃除、そのお料理…
みんな、美しさにつながるんだ。
と思いながら、お仕事にもどります。
さてと、心を込めて、手をかけよう。