「ちょっと一息」の贅沢さ
【お茶】
こんにちは。
今日の富山は晴れですね。
朝は雨が降っていたけど、日差しが出てきました♪
写真は、事務所で飲んでいる「えんめい茶」です。
なんかいろいろ入ってるお茶らしいです。
富山県民としては、朝日町のバタバタ茶や、氷見のはとむぎ茶を常備しておきたいところなのですが(笑)。
まあ何茶でもいいんですが、
お茶の色って、よくよく見てみると、何とも言えない色をしていますね。
●お茶を飲むことって、すごく贅沢だ
唐の詩人、盧仝(ろどう)さんの有名なお茶の詩がありますね。
一杯飲むと喉と口元を潤して、
二杯目で孤独の苦しみからも解放され、
三杯目で詩の浮かばない腹の中を探っていって、ただ五千巻にも及ぶお経があるのを思い出す。
四杯目で軽い汗を流して、普段、心にある不平不満が、毛穴から抜け出ていき、
五杯目を飲むと、身体も心も清らかになり、
六杯目を飲む頃には、仙人の世界に通じてくる。
七杯目はもはや飲むことができなくなり、ただ両袖に清らかな風が吹いてくるのを感じる。
…と。
続きはまだあって、結局その風に乗って、仙人の住む蓬莱山へ飛んでいくんだそうだ。
【茶の本と、本のお茶】お茶系の本、大好き♪
何気なく飲むお茶も、何気なく読む本も、
実はそこに「一息つける」という、これ以上ない贅沢が潜んでいるんですよね。
それが、何茶であったとしても。
もちろん、ペットボトルのお茶だったとしても。
〝お茶を飲む〟なんて、当たり前みたいに聞こえちゃうけど、
色や香りを味わって、ほっと一息つける度に、盧仝さんのように思えたら、たいていの疲れは吹っ飛んでしまいそうな気がします。
日常の中にある、崇高な時間。
…大げさな表現かもしれないけど、そのくらい力があるんですよね、お茶って。
…そんなことを考えながら、
今日は、さわやかなデザインをしよう。