【富山市】これでもか、これでもか!の白えび料亭
【2階から】黒々とした屋根が、連峰のように重なる
●岩瀬の人にとっての〝This is 料亭〟
お彼岸の法要後に、親族で会食したのが「松月(しょうげつ)」さん。
私の実家、本籍は富山市の岩瀬にあります。
…ということで、岩瀬の人たちがこよなく愛する老舗料亭のご紹介を。
【まち並み】
富山市岩瀬は、富山駅からポートラムに乗って約20分のところにある、湊町。北前船の回船問屋さんが建ち並び、富山を代表する酒蔵「満寿泉」の桝田酒造店もある。
…「満寿泉」の桝田隆一郎さんを中心に、まち並み保存をまちぐるみでやっている岩瀬。
…私が京都から富山に引っ越して、針原の方に家を建ててしまってからは、お墓参りと法事くらいにしか訪れなかった岩瀬。
中高生の頃には〝ゴーストタウン〟だと思っていた岩瀬。
…それが、岩瀬を愛するみなさんのおかげで息を吹き返したんですよね…。本当にすごいことだと思います。
【みんなでゴミひろい】
ちょうど、地元の若者たちが、ゴミ拾いをしていた。
…こういう活動があるから、きれいなまちが維持できる。素晴らしいことだと思います。
ポートラムの東岩瀬駅からそぞろ歩きすること10分。松月に到着。
【外観】
老舗!…という雰囲気、伝わってきますよね。
モノゴコロつく前から、節目節目に訪れています。地元民がこよなく愛する…いえいえそれだけじゃなく、多数の有名人もひいきにしている料亭。
【玄関】
広々とした、昔ながらの玄関。
お年寄りのワンちゃんの居るお向かいの家が見える。
【玄関に飾られた花】
ここから伸びる廊下の幅は、なんと畳2枚分(3.6m)!
今日は2階でお食事。
【階段ののぼり口】
階段をのぼります。手すりにあしらわれた重なる菱形がかっこいい。…ちょっと立山を横にしたっぽい。
【階段から2階を見る】
階段をのぼると、黒光りする板の間。
【畳の間に椅子】&女将さんのうしろ姿
松月…というと私の中では、正座しなきゃいけない印象があったけど、最近はテーブルと椅子席もあるのね…。
あ、これ、きくちゃんのとこと、一緒だ。→新潟県見附市・割烹柳屋
【おお、ここにも菱形】障子紙の貼り方がステキ♪
おお♪ 何気ないところに♪
障子の紙も、このモチーフ。半分切って、折り返すと、絶妙な明度。
●そんでは、白えびづくし。
【白えび刺身】
女将さんいわく「今日はおひとり大体380尾の白えびを召上っていただきます」
…法事の後に、たくさんの命をいただく私たちって…。
【刺身盛り合わせ】
富山湾の新鮮なお刺身。
【お?なんだ?】…おばあちゃんと出した結論はたらの昆布じめ
お?なんかボリューミィな切り身や。
「おばあちゃん、これなんの魚やろね?」
「なんやろね~?…たらっぽくないけ?」
「…ちょっと、昆布でしめてあるよね?」
…ということで、二人で出した結論、たらの昆布じめ。…間違ってる可能性大です(笑)
【カニの酢の物】とろろっぽいものがかかってる
カニの酢の物。あくまでも酢はほんのり。
【黒豆おこわ】ほんのり甘い
黒豆のおこわ。法事のあとなんで。
【白えびから揚げ】やわらかく繊細な歯触り
これは、よく食べますよね。からあげ。
うっすらと、ころも、サクッとした歯ざわり。
【白えびつみれ汁】いい出汁でてる。
白えびのいい出汁がでた、白エビのつみれ汁。
サンショウの葉が、いいアクセント。
【白えびだんご】というか〝白えび餅〟だな。
もちもちした白えびだんご。
…前、うちのお母さんががんばってつくってたけど、松月の方が100倍うまい。…ごめん、お母さん。
【紅白餅のお吸い物】きのこたっぷり
仕上げは、紅白のお餅の入ったお吸い物。
…基本、わいわい話しながらなんで、撮影し忘れたものもあるかも。メニューの名前もあいまい。
でも、こんなに白えびを食べたのは初めてだな~。
…法事のときは、またここに来るのが楽しみ♪
【神棚の下にあった】炭をこんな風に飾るの、初めてみた
今回は〝白えび料亭〟と書きましたが、季節のお魚、四季の料理法…丁寧なお料理が楽しめますので、あしからず。
【磯料理 松月】
〒931-8364 富山県富山市岩瀬港町116
TEL:076-438-1188
お店HP …ホームページ、びっくりのセンス(汗)…お店の雰囲気が伝わらなくてちょっともったいない…