【立山町】隠れ家そば屋と絶景スポット
【そば処・翁】中庭を眺めながら、そばを待つ…
●チャレンジ!新しい店
立山町にお邪魔しました。先日。…いや先般。
(使いやすい言葉です、先般って)
地域おこし協力隊員の小島さんに連れて行ってもらったランチ処。
小島さんも、立山に引っ越してきて数カ月。気になっていたけど入ったことのなかった翁さんに、一緒に挑戦!
【看板】なんか味がある…
立山町のまちなかからは、けっこう離れたところ。ゆるやかな段々の田んぼの中に、素敵な民家らしきものがあり、そこが翁さん。
「ガス屋さんの翁さんは知ってるけど、お蕎麦屋さんもやってるんだよな~」と小島さん。
ここに目がけて来ようと思わないと、なかなか来ない場所かも。〝ドライブのついでに寄りました♪〟的な人は、ほとんどいないんじゃないのかな?
【みはらし台】翁さんが特設!
駐車場に車をとめたら、なぜか〝みはらし台〟という看板が。ベンチまで置いてある。
これも翁さんが特設したもののようだ。
で、見晴らしてみると…
【みはらし台からの眺め】なだらかな棚田が広がる…
おお!なんといい風景!
お店に入る前に、すでに、翁さんの追求する何かが分かるような気がした。
【そば処・翁】お店入口
ささ。お店へ。
【水車】
敷地内には水車もある。
【石畳と行燈】
小さな門をくぐり石畳を歩く。
【格子と番傘】
隠れ家的な雰囲気。いやがうえにも期待は高まってきます。
入口には、普通に表札がかかっている。…翁さん家にお呼ばれしたような、そんな気分になってくる。私は翁さんを知らないけれど…。
【そば処・翁】中庭を眺めながら…
さて、広い和室に案内される。
いくつかのお部屋と縁側をぶち抜いて、4人席が数卓と、中庭に向かって座る席が数卓。…2~3人の御夫婦や家族連れが数組、静かに昼食をとっている。
私たちは、中庭に向かった席に陣取った。
【そば処・翁】ぼーっとしたいねぇ。
完全手打ちのおそば。夏だし、冷たいものを選ぶ。
もりそば、おろしそば、鴨ざるそば、天ざるそば…いろいろあったけど、期間限定メニューの〝朝どれ野菜のぶっかけそば〟を注文。
…ちょっと高い印象はあるけど、ここは雰囲気もセットの価格と納得。
【朝どれ野菜のぶっかけそば】夏季限定!1,250円
お庭を眺めながら、小島さんが立山町に来られた経緯などを聞いていると、やってきました。おそば。
季節のお野菜の天ぷらに自家製の梅干し、かつおぶしが添えられている。…へぇ~、揚げだし豆腐も乗ってる。
おお!トマトも天ぷらになってる!
そして、コシのあるそば。
ほどよい味とほどよい量。ほどよいサプライズ。
【廊下】
【個室あり】畳にテーブル。こりゃ、夜来たい。
おお。この部屋で夜、飲みたいなぁ。予約すると会席料理も食べられる(3500円~、2日前までに予約)。夕方は完全予約で15:00~19:30まで営業だということ。
家族、親族で一緒にご飯…的な時に使えそうだ。
【そば湯】そのままいただく。
最後に、そば湯を、越中瀬戸焼の器でいただく。軽くて薄く、口当たりのいい器。
…ああ~。満たされた。
【お店を出ると】…おおお!雨がひどい!
お店の方々に立山町のいいところをうかがい、また来ると約束してお店を出ると、ザーザー降りになってました…。
また来たいなぁ。隠れ家そば屋さん。…よく行ってた栃木の洗心さんを思い出すなぁ…。
●富山の人ってあんまりランチしない…
基本、富山県の人って、あんまりランチに出かける習慣、ないようです。
お弁当持ってきたり、近所のスーパーのお惣菜屋に買いに行ったり…車で移動が慣れているので、こうなるんだろうなぁ。
だからこそ、各地にお邪魔したときには、案内してくれる方が「まだ行ってないけど気になっていた場所」に、一緒にチャレンジで行ってみる…ということも多くなります。
おすすめ、鉄板のところに連れて行ってもらうのもいいけど、私は一緒にチャレンジするのが好きですね。お互いに発見するポイントが違うので、楽しい。結局、これは、違う人間の目で同じ道を歩くというのと同じ。まちあるきと似ている、(提言)と思う。
だから、〝存在を知っていながら入ったことのないお店〟に挑戦することは、自分の地域の良さを発見することに直結する。
小さなことだけど、〝地域を活性化する〟というのは、結局こういうことの積み重ねだと思います。
【まぶしげなのれん】表札がふつうにかかってる!
今年の7月15日でまる3年経ったという翁さん。
お料理と雰囲気の中に、地域への愛情が満ち満ちていました。
【そば処 おきな】
〒930-3216 富山県中新川郡立山町296-1
TEL:076-463-0880
お店HP
水曜日・第2日曜日定休