小田原市青少年問題協議会主催の小田原少年院院長特別講演を聴きに行ってきました。
テーマは『非行に走る青少年の背景と心』。
内容としてはまず始めに非行化のプロセスや根っこ、そういった行動に走る環境的な要因を事例を交えて話してくださいました。
よくポジティブに使われる
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
という言葉がありますが、非行に走るプロセスも同様なのですね。
悪い事をやっていて、最初は罪の意識があっても、継続していると罪の意識が無くなってくる、というモノです。
なるほど。
そして、非行に走る要因の多くは家庭内の環境にあるのです。
最初っから非行に走っている子はいないんですから。
次に、少年院の仕組み的なことや概要などをご説明いただきました。
ほぉ、小田原少年院ではこのような活動が為されているのですね。
漠然とは知っていましたが、細かくは知らなかったです。
最後に非行からの立ち直りとして、少年たちに必要なことは
達成感と支えられ感。
終わりに放された言葉が一番印象的でした。
『人の心には内側にしか取ってがない』
うーん。深い言葉です。
最近は子供に関わる活動も明るい方と暗い方、両方から色々学ぶようにしてきています。
しかし、暗い方は学ぶことは出来ても、実際に対処して行くのは非常に難しいですよね。
がんばらねば。
最後の質疑応答の際にこんなアドバイスもありました。
「学校やPTA,民生委員、警察が話し合いの場を持っていって欲しい。」
学校・地域が家庭をフォローできるようにうごくためにはどうすればよいのか。
悩むところです。