ぢごくのリメイク | 特設ブログ 【アノン・ピクチャーズの軌跡】

ぢごくのリメイク

(前回 の続き)


さて、前回はTCMが終わったトコまで書きました。

なんだかんだで、とにかく作品のブラッシュアップを行うことになったわけですが、まあ先に結果から書きましょう。


以下画像ののようになりました。

シュン (Before/After)

キョウコ (Before/After)

テラダ (Before/After)

絵柄がだいぶ変わってるの、分かります?

でも、変わったのは絵柄だけではありません。

ざっと挙げるだけでも、こんなカンジで変わってます。


○ 長さ : 5分 → 2分30秒×5話

○ 声優 : セミプロ → 有名プロ声優

○ 音楽 : 自前制作 → プロミュージシャン

○ 使用ソフト : Lightwave → Maya


つまりこれ、どういうことかと言いますと、まるまる作り直したってコトです。ブラッシュアップじゃなくて、リメイクなのです。しかも、前回書いたとおり、予算は出てません。


ではどうするか。

通常の仕事をしないと、会社が潰れてしまいます。でもリメイクしないと、開拓は進みません。

よし、こうしよう。昼間はふつうに仕事をやって、夜と休日を使ってリメイクすればいいのだ!

……・マジですか?

マジでした。


こうして夜間と休日を使った制作作業は進み、どうにか完成を見たのは今年の四月。TCMが終わってから半年が過ぎてました。実際に制作を始めたのが年明け前後ですから、じつに四ヶ月近くのあいだ、予算なしの自主制作的なことをやってたことになります。

いやー、びっくりだ。


しかし、この作業のおかげで、いろいろと成果が上がったのも事実です。


○ biglobeストリームで大々的に配信

○ 宣伝材料増加

○ TPG2006参戦


……ん? 最後の「TPG2006」ってなんぞや?

これについては、別途レポートがあがってます ので、そっちを参照してくださいな。「国際」と名のつくイベントに、曲がりなりにも参加できるようになったというのは、すべて上記の努力の結果だと思ってます。



さてさて、まもなくTCM2006 が開幕します。

今年も我々と同じく茨の道を歩むことになる人々が出てくるのかどうか……。

もっとも、こういった辛い日々に、それでもやりがいを感じてしまうのが、クリエイターという人種なのかもしれません。