サウンド・ブランディング講座 | TOKYO CROSSOVER/JAZZ FESTIVAL

サウンド・ブランディング講座

最近、
・・・・・・・といってもここ3年くらいですが、

広告・マーケティング業界に浸透しつつある新顔の専門用語が二つあります。
一つ目が「DIGITAL SIGNAGE/デジタルサイネージ」。
そして、二つ目が「SOUND BRANDING/サウンド・ブランディング」です。


「サウンド・ブランディング」とは?
読んで字の如く、「」による企業イメージやサービス/商品のブランディング手法です。例えば、Macユーザーならご存知の通り、電源を入れた瞬間スピーカーから発せられる「ジュア~~ン」という起動音。このような些細な「音」もサウンドブランディングの一例という事が出来ます。この、「ジュア~~ン」という、日常生活の中ではほとんど意識しないほど浸透した起動音も、昨年公開されたPIXARアニメ「WALL・E」の劇中、何でも無いシークエンスでこのMacの起動音が鳴ったりすると、
ハッ! と、した後に、思わず「ニヤリ」とほくそ笑んでしまいます。
サウンド・ブランディングによるプロダクト・プレイスメントのインパクトは絶大です。

もう一つ面白いエピソードがあります。これは、知り合いのアート系オンラインサイトの関係者に聞いた話なので、詳細に齟齬があるかもしれないのですが、なるほどと膝を打つサウンドブランディングの一例でした。それは、某大手ファッション誌のサイトコンテンツの成功事例だそうです。ロゴやビジュアルなど、いわゆる企業のビジュアル・アイデンティティー(V.I)は、VIマニュアルなる分厚い仕様書で厳重に管理されていて、カラーやレイアウトは、雑誌掲載や広告として使用される場合デザイナーの都合で勝手に変更してはいけない事になっています。ところが、その企業名・ブランド名の「発声音」に関してのレギュレーションは特に設定されていません。

と言う事は・・・・・・

「LOUIS VUITTON」を例にすると、“ルイ・ヴィトン”、“ルイ・ヴィ・トン”、“ル  イヴィトン”“ルイヴィト~~ン”、(日本では、“ビトン”ですからね)などなど、「ブランド名の発声音」に関しては、理論上、世界各国の言語の数だけバリエーションが存在する事になります。視覚的/デザインに関してはミクロン単位の規制があるにも関わらず、聴覚的/関連のデザインに関しては無頓着なブランディングの盲点に目をつけた某大手ファッション誌が、サイトコンテンツとして展開した企画が秀逸です。なんと、世界各国からインタラクティブにブランド名の“発声音”を投稿・公開可能なコンテンツを開発・公開しました。その結果、爆発的なアクセス数を記録したと聞き及んでおります。

オンラインメディアが、コミニュケーションの導線設計の中心となるこの時代、「サウンド・ブランディング」が、企業や商品・サービスのイメージを決定する重要なファクターになる事が予想されます。


さて、前置きが長くなりましたが、Tokyo Crossover/Jazz Festivalプロデューサー沖野修也は、サウンド・ブランディング・プロデューサーとして第一線で活躍するクリエイターでもあります。
Nike+i-podの音楽配信、NIKON、森永カフェラテなどのTVCM音楽、成田空港、コンラッド東京、りそな銀行・・・・・・・等に於けるサウンドブランディングが主な実績ですが、今回のTCJF2009では、メインスポンサーLevi's ® さんのブランディングに貢献する他に、サウンドアドバイザーとしても就任されました。

その沖野さんと組んで、日本に於けるサウンドブランディングのパイオニアとして活躍されているTCJF実行委員会の中核メンバー寺石章人さんの『サウンド・ブランディング』に関するセミナーが開催されるので、この場を借りてインフォメーションさせていただきます。

企業経営者向けのセミナーのようですが、広告代理店・マーケティング関連のご担当者もチェックしてみてはいかがでしょうか?



※以下,寺石さんから頂戴したメールの抜粋です。
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企業の売上をUPさせる
音のブランド戦略『サウンド・ブランディング』とは
寺石章人
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【日程】
 9月9日(水)
【時間】
 19時~21時 <開場は18時45分>
【場所】港区六本木3-5-27 六本木山田ビル1階
 株式会社コミュニケーションデザイン <日本マーケティング協会と同じビルです>
【講師】寺石章人
【費用】¥ 3,000 同伴者:¥ 3,000
【主催】株式会社コミュニケーションデザイン 
【申し込み】は、こちらから
【セミナーの主な内容】
○「脳認知の4割は聴覚を占める (視覚は52%、残りの3つは約10%) 。
だから、顧客のあらゆるタッチポイントにおいて音、音楽、音響設計が欠かせない。
○世界の最先端企業における『サウンド・ブランディング』の実例
○経営者、マーケティング担当のための聴覚講座『サウンド・ワークショップ』とは?
○ついに、聴覚を含めた『五感マーケティング』の本格到来の時代。