麒麟さんも好きだけどウギンさんも好きなお話。

 

 

麒麟(きりん)

 

中国神話に現れる伝説の霊獣。

非常に穏やかで優しい性格をしており、殺生を嫌うという霊獣の鑑。

 

また、麒麟を傷つけようものなら不吉なことが起こるとされている。

 

 

こんな神聖な生き物であるが、マジックの世界にも存在する。

 

八百万の神々が住む『神河』、その中の『神河救済』にて登場したクリーチャー。

サブタイプに【麒麟】を持つスピリットであり、レアの麒麟サイクルはスピリット呪文か秘儀呪文を唱えるたびに能力を誘発させる『スピリットクラフト』を有するすべて伝説のクリーチャーである。

 

今この麒麟さんが注目を集めている。

 

 

《Ugin’s Conjurant》


クリーチャー – スピリット・モンク 

 

Ugin’s Conjurantは、それの上に+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
Ugin’s Conjurantに+1/+1カウンターが置かれている間にダメージが与えられるなら、そのダメージを軽減し、Ugin’s Conjurantの上からそれに等しい数の+1/+1カウンターを取り除く。

 

ウギンの名を持つ無色のⅩマナクリーチャー。

自身に与えられるダメージを自身が持つカウンターで肩代わりするという特殊な能力を持つ。

 

 

しかし今世間を賑わせているのはその能力ではない。

マナコストにⅩをもつ『スピリット』クリーチャー。

 

マジック史上初登場であり、上記の麒麟の能力誘発をさせることができる。

マナコストを自由に設定できるⅩマナクリーチャー。

 

そのスピリット呪文が持つマナコストに等しいパーマネントをすべて破壊してしまう『天界の麒麟』。

 

 

 

そう、土地が壊れてしまうのである。

 

 

2005年発売の『神河救済』。

 

天界の麒麟の登場時から14年たった今新たな相方を見つけたとして突如注目を浴びたのである。

 

今日通販サイトを眺めていたら、すでに市場からは消えていた。

これには麒麟さんもびっくりである。

 

フォーマットはモダン以下となるが、そのコンボを搭載したデッキが登場するのも少なくはないのかもしれない。