TCD Closet #060
今回は“プレミアムジーンズ”ブランドのTシャツを少々。
『DDC Lab』は、NYのデニムブランド・・・でした。
TVに出てくるような、ちょいと、かっこいいオフィスで
はやいうちから、ジーンズ以外の商材にもチャレンジしていました。
『Tuff Gong』は、このブログで以前にも紹介しましたが
LAにオフィスを構え(成金なオフィスでした)
ボブ・マーリーの息子と、もとLevisのステファノが立ち上げたブランドです。
『Rock & Republic』も、LAの元プレミアムジーンズブランド。
でももはやチャプター11ですから!
VFに買われちゃいました。今は量販ブランドと化してます。
ここに載せたTSの出来栄えは、良い方ですね。
『Seven for all mankind』 『Citizens of Humanity』 『AG』・・・etc
ほとんどの“Premium Jeans”ブランドが「Tシャツ」をはじめ
いろいろなアイテムを作りましたが・・・なかなかねぇ。
EU ブランド は、総合アパレル化するケースが多く
立ち上がり当初より、それを意識している様子があります。
一方、US ブランド は、なかなか「総合化できない」というのが実情です。
これには、いろいろな説がありますが
やはり人口と消費実態が、最も大きな要因でしょう・・ね。
アメリカの人口は、世界3位、3億1,300万人
EUで最も人口が多いのが
16位ドイツで、8,200万人 (ちなみに、日本は10位で、1億2,800万人)
しかも、アメリカ人は、狂ったように個人消費をするわけですから
専業で当てれば、十分商売になるわけです。
その分、総合化、リテールへの進出、輸出の意識は低く
どうしても出遅れるわけです。
まぁ、強いリテーラーが「比較的多く存在する」のもアメリカの良い処。(支払いは、悪い!)(専業、卸で十分以上に元がとれます。・・当たれば。)
アメリカの合同展に行くと、展示会場で、即オーダーを置いている姿を頻繁に見かけます。
我々日本の作り手にとっては、なんとも羨ましい光景なのでした。