TBL心理コラム 『心理を使うと何が出来るの?VOL.3』 | 東京ビジネスカウンセラー学院のブログ

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私は会社のことで悩んでいます。
私の所属する部署は、本当に居心地が悪いんです!!
みんながイガミあっていて、お互いがお互いの足を引っ張り合っていて。。。
本当にバカバカしい。



「オレの方が凄いんだぞ」的な態度をとり、
人を馬鹿にしたような上から目線で他人と接する社員たち。
自分たちの態度が、周りの人に対して、失礼な態度になっていることにも全く気が付かないんです。

上司は、この自信過剰メンバーのパワーに完全に飲まれ、うちのチームはバラバラ。
最近では、上司も馬鹿にされちゃってるし・・・
あ~、早くこんな部署から異動したいんです!!

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この方のエピソードに出てくる“社員たち”のように、常に物事を「勝ち負け」で考え、人に「優劣」を付けたがるタイプは以外と多くいらっしゃいます。
そのタイプの人が集団でいたら!!!
きっと、あちこちで権力争いが勃発しているでしょうね。

「自分が正しくて、相手は間違っている」という姿勢、生き方のことを、
『自己肯定・他者否定』の構え
といいます。

ただ、「無意識」の中まで覗いてみると・・・
この構えの人の「自己肯定」は、本物の自己肯定ではないのです!!!

・・・ショックを受けている方もいるかもしれませんね。

無意識の部分に「自己否定」が強くあって、それを覆い隠すように「自己肯定しているような態度」をとっている、ということなのです。

だから、こういうタイプの人は、
「自分はこれで間違っていないはず!」ということを確認したくなります。

そのために、自分が上だと証明しようとしたり、
相手を自分の思うように動かそう!変えよう!!としてしまうのです。

多くの場合、その試みは失敗し、相手とギクシャクします。
「過去と他人は変えられない」
という鉄則どおり、人からコントロールされることを人間は嫌うからです。

「弱い犬ほどよく吠える」ということわざが、正にこのことを表現しています。
昔の日本人は、「心理」とか「カウンセリング」という概念が無くとも、人の心が良く分かっていたのですね。

VOL.4へつづく
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