タクシー求人サイトってなに?
タクシー求人サイト っていうのはタクシー会社の求人情報が沢山集まっているサイトです。
昔からタクシードライバーの求人情報というのは色々な所で広告が出されてきました。
なぜタクシーの運ちゃんの求人がそんなに多いのかと言えばタクシー会社が沢山あるからです。
タクシー会社が沢山あってタクシー運転手の仕事はいつも求人が出ているんですね。
タクシードライバーってそんなに需要があるのでしょうか?
タクシー求人サイトが沢山あって、タクシードライバーの募集が常に行われていますが
そんなにタクシードライバーの需要はあるのでしょうか?
その理由を知る為にはタクシー運転手の仕事の本当のところを理解しておく必要があります。
タクシー業界の実態は色々な所で研究もされていますが、一言でいえば交通機関の一部であることは確かです。
交通機関と聞いて思い出すのはまず、電車、バス そしてセットに「タクシー」も入ってきます。
これらはいつも自分が使っていたり街で見かける交通機関で「見たことがない」ひとはいないでしょう。最も身近な交通機関で主に陸上を移動する為のものです。
勿論、飛行機や船も交通機関に入りますが、こうした運送、輸送のなかでも人を運ぶ仕事に従事する人達を、いまは「乗務員(じょうむいん)」と呼んでいます。
タクシーの乗務員とは?
客室乗務員といえば飛行機のキャビンアテンダント CAさんですが、バスやタクシーの運転手さんもいまは「乗務員」さんです。
乗務員と呼ばれる理由は国がこうした仕事をする人たちに関する法律を作って管理しているからです。
タクシーの運転手さんは必ず「乗務員証」と言うモノをクルマの中に掲示しています。
法的に乗務員という呼び方が規定されていると言っていいでしょう。
タクシードライバーはただクルマを運転できればいいだけではないんですね。
普通自動車免許を取得して三年以上経過した人しか受験できない二種免許という種類の運転免許証を持っていないと人を乗せてお金を貰う仕事をすることは出来ません。
普通に無事故で運転出来ている人であれば、それほど難しい試験ではありませんが、ただ単純に運転できること以上に安全感覚に優れスムーズな運転ができる事が求められます。
二種免許を取得するときにも普通の視力検査に加えて「深視力」という検査が行われています。
タクシーの運ちゃんなどと呼ばれることもありがちですが、意外ときちんとした国の資格を持っていないとタクシードライバーにはなれません。
逆に言うと、二種免許を持っていれば失業しても慌てる必要はないかも知れません。
最近は以前よりもタクシードライバーの募集をする会社が多くなりました。
現実的に高齢化問題はタクシー業界にとっても大きな問題です。その中で今後数年間で高齢ドライバーの皆さんの数が一気に減る時期が近付いています。
タクシー会社は国に認可されたタクシーの車両数を持っていますが、クルマだけ持っていてもタクシードライバーがクルマを動かしてお客様を運んで運賃を頂いてもらえないと収入がなくなってしまいます。
タクシー会社の中ではよく「稼働率」という言葉が使われますが、保有台数が常に全車稼働している状態はありません。
タクシーの台数に応じて必要なタクシードライバーの数は決まっていますが、このバランスをいつもぴったりに合わせる事はほぼ不可能でしょう。
ドライバーの数が多ければクルマが足りなくなって雇っているのに乗れるタクシーがなくなってしまいます。
そういう状態ではタクシーで売上げを出して給料をもらう側のドライバーはその会社にいつまでもいる事は出来ません。
会社の都合だけで考えれば、いい乗務員さんだけに永くいてもらうのが望ましいのかもしれませんが、現実的にはあり得ない事でしょう。
たとえそういう夢のような状況にあったとしても必ず年を取って行っていつまでも運転手を続ける事は出来ません。
更にこの仕事には違反を重ねてペナルティを課せられる「免停」という事態が発生しがちです。
どんなに頑張ってもこうした流動的で不安定な要素が介在するので、タクシー会社では常にドライバーを募集し続ける必要があります。
こうして昔から常に求人募集を続けるタクシー会社の求人広告に目を付けてタクシー求人サイトが出来てきた背景があります。
タクシー求人サイトの本質は?
タクシー求人サイト。
見た目は同じようなタクシー求人サイトですがタクシー会社側からみると2通り存在しています。
ひとつは普通の求人サイトの様にタクシー会社の情報をそのまま掲載しているサイトです。
でもこれは意外と少ないのが現状で、いまは「人材紹介」という形で、タクシー会社に応募者を紹介するスタイルのところのが多く見受けられます。
大手のタクシー会社が求人広告を沢山出すことでネットでの広告単価は物凄く高騰しているところに、こうした人材紹介業者が広告を出すことで更に宣伝費が釣り上げられています。
人材紹介会社は自分のサイトに会員を集めて、その人材を紹介する事でタクシー会社から紹介料を貰っています。
その金額は膨大ですが、昔から「紹介料」といってタクシードライバーを獲得するためにお金を払う事に慣れてしまっているタクシー業界では応募者を取り合う事になり
結果的に経営を圧迫する事に繋がっています。
タクシー業界のなかのひとである自分から見れば、業界の為にはあまり有難い存在とはいえないというのが正直なところです。
今後はこうした現状を打破すべく、タクシー業界がより健全な事業者のあつまりとして機能していく為の情報サイトを作っていこうと考えています。