今回このブログで取り上げるのは、昨日毎日新聞で一報を抜かれて以降、同じ毎日系ということでか、しつこくTBSで放送されている我が千葉県市川市の私立保育園開園断念の話題だ

 

私立保育園:「子供の声うるさい」開園断念 千葉・市川 - 毎日新聞

http://mainichi.jp/articles/20160412/k00/00m/040/070000c

千葉・市川の保育園開園断念:地域住民理解へ厚労相「努力を」 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160412/dde/041/040/058000c

千葉・市川の保育園開園断念:「子供うるさい」 全国から意見殺到 周辺住民「市は説明不足」 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160413/ddm/041/040/101000c#cxrecs_s

テレビ報道を見てもわかる通り、申し訳ないが反対派の大部分は息子や娘の家族と同居していないご高齢の方々が大半を占めているのは間違いなさそうだ

 

まず最初に書いておくが、今の報道だと松戸市内の法人側に問題はなく、反対派が一方的に言いがかりをつけているかの如き流れになりつつあるが、正直当事者でないので一方的な批判は避けたい

 

だから極力中間的な立ち位置で推測を交えて書いていきたいと思う

知人の知人なんて繋がりがあるかもしれないしね

 

地元の話であるし、自身も市川市の教育委員会と千葉県知事の委嘱を受けて青少年相談員という青少年育成ボランティアをやっている身でもあるのでね

 

完全に他人事というわけにはいかない

 

まず我が市川市は全国でも第9位に位置する待機児童の多い土地である

 

当然保育園の新規開設を求める声は多い

 

にも関わらず、なんでこんなことになってしまったんだろう?


 

なのになぜこんなことになってしまったのか?

 

もう一度書くが、市川市は待機児童数全国第9位

 

反対派の主張は大別して2つ

 

1つは報道されている騒音の問題

 

子どもの声を騒音と呼ぶかは意見が分かれるが、他に書きようがないので報道通り騒音と書く事にする

 

TBSの報道で顔を出さずに語る男性は一様に静かだからと聞いたからここに移り住んだのにと口を揃える

 

要するに「終の棲家」をかき乱されてはたまらないということなのだろう

 

これだと多少なりとも同情を禁じえない

 

そもそもの住民でなく、移り住んだ理由が静かだからという理由なのだから

 

ただ防音対策などの妥協案が示されていることを考えると、話し合いにすら応じないというのはやはり多少なりとも非難されても仕方ない気がする

 

2つ目は道路事情の問題

 

なるほど確かに同時に200人以上が出入りすることはありえないが、少なくとも100人前後が出入りすることはありそうだ

 

ただこれも市の協力で時間帯によっては通行止めにするなどの措置を考えれば済む話で、何が何でも絶対反対とする理由としてはいささか弱い

 

いずれにしても、反対の理由にかかわらず住民が口を合わせるのが事前に相談がなかったということ

 

だが、これが一番住民側の対応に問題があると思わせる理由なのだ

 

一方的に工事を始めたわけではなく、立て看板とは言え保育園を作ることを伝え、その後は何度となく説明会を開催し、反対住民に対して反対理由を解消するための対策も示している

 

実際に結局工事には着手していないわけだから、相当に良心的な話に思える

にも関わらず、反対派住民は一切の話に耳を塞ぎ、話し合いに応じなかった

 

 

これまでしたのにそれでも相手を信用できないという反対派の人間は正直あんたらの方がよっぽど信用できないよって話だ

 

では聞くが、あなた方は本当に土地取得段階で相談していたら真摯に話し合いに応じたのだろうか?

 

いや、絶対にそれはない、あり得ない

 

それで話し合いに応じるという人間が、あれだけ妥協してきている相手に対して全く話し合いに応じないという行為をするはずがないからだ

 

だから最初に極力中間的な立ち位置で書いたが、どう考えても反対派のおじいちゃんおばあちゃんたちの事前の相談が無かったという言い訳は卑怯だと書かざるを得ない

いや、これはどう考えても反対派の側にかなり非があると感じざるを得ないよ

だって一方的に工事を始めてしまったわけでも、法律上問題があるわけでもなく、具体的解決策を提示して理解を必死に求めてる相手に一方的に白紙撤回を突き付け続けてるだけなんだもん

それもありふれたどこにでもある解決可能な小さな問題だけを理由にしてさ

あんな理由が通るなら、もう市川市内はおろか日本国内に保育園も小学校も作れる場所なんかほとんどないよ

 

これまで保育園の開園にあたり、どこも同様の反対が多々あったけど、最終的にはどのケースも反対派の住民も話し合いに応じて妥協点を見出し、開園までこぎつけているのだという

 

今回反対理由に挙げられたものはいずれも解決可能なもので、そう難しい話でないように思える

だって、むしろこの2つの問題が存在しない保育園の方がレアケースだよ

日本国内の保育園の9割方はこの問題をみんなで話し合って、最終的には近隣住民や行政などの協力でクリアしたはず

 

いい歳をした大人が話し合いにすら応じずに決裂させてしまうような難しい話に思えない

 

だってどう考えても1日中の話ではないし、具体的な解決策となりえる対策も示されているのだから

 

今回激しく反対したおじいちゃんおばあちゃんたちには、あなたのお孫さんの近所で同じことがあっても仕方ないから諦めなさいと言えるんですか?と言いたい

 

きっと反対理由はこの場所の特殊事情だから、そっちは当然賛成しますというだろう

 

要はゴミ処理場の建設と同じなんだよな

 

困っているのはわかるよ、わかるけどな

 

とにかく俺の家の近くに作るのだけはやめてくれ、ということなのだよな

 

あとはどこにつくろうが構わないけど、俺の、私の家の近くはやめてという理屈なんだな

 

だから反対のさしたる理由なんてないんだよ本当は

 

とにかく自分の家のそばは嫌、というだけなんだよ

 

さもしいね

 

いやあなた方に犠牲になれと言うつもりはない

 

ただ別に家の横に産業廃棄物の最終処分場ができるわけじゃないんだから、もう少しいい歳した大人として話し合いに応じるくらいの誠意は見せてよかったんじゃないのかな?

 

それをしなかったことが、騒ぎを大きくした理由なんだと思うよ

 

少なくとも話し合いをして最終的に決裂したのと、一方的にただただ反対反対反対言い続けて決裂させたのでは、第三者への伝わり方が全然違うよ

 

だって騒音の話も道路の話もどこにでもある問題で、大抵解決されてきたありふれた理由なんだもの

 

反対派のおじいちゃんよ、おばあちゃんよ、もしもあなたの娘が息子の嫁がこんな話をしていたら、あなた方はこの女性に対してと同じように仕方ないから我慢しろと突き放せるのか?


 

あなた方がもし息子夫婦、娘夫婦と同居していて、孫が同じような状況で待機児童になっていても、当然同じ理由で反対するんですよね?と言いたい

もしそうでなく、いや~それなら当然賛成するに決まってるじゃないですかと言うなら、あなた方が今回したことは人間として最低なことだと思いませんか?

よく考えて行動しましょうよ、いい歳した大人なんだから