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そんなスーパーカー世代直撃の、そしてF1ファンも驚愕の大ニュースだ!

何とランボルギーニの新社長に、長年の宿敵にして永遠のライバルであるフェラーリF1チームの元代表が就任するという



しかも、その人物はあのチームオーダー問題で世界中のモータースポーツファンから批判を浴び、のちにF1のルールを1つ変えてしまったあの人物だというから本当に驚き

フェラーリ出身者が社長に=伊ランボルギーニ(時事通信) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160224-00000007-jij-eurp

現在ランボルギーニはドイツ自動車大手のフォルクスワーゲン(以降VW)の傘下に収まっており、今回の人事もVWのグループ内人事の1つとして発表された

その内容は、同じくVW傘下のアウディ新規事業担当幹部のステファノ・ドメニカリ氏が3月15日付でランボルギーニの社長兼CEO(最高経営責任者)に就任するというもの

このドメニカリ氏の名前、F1ファンならご存知ではないか?

ドメニカリ氏は1991年にフェラーリ入社すると、2008年からはフェラーリの中でも花形であるF1チーム「スクーデリア・フェラーリ」の代表に就任すると、その年いきなりコンストラクターズタイトル獲得させた人物



しかしそんな彼を一躍世界的に有名にしたのはこの実績ではない

そこまで言い切ると少し言いすぎかもしれないが、彼を語る時にどうしても外せないのが、やはりなんと言っても2010年ドイツGPで彼が起こしたマッサとアロンソのチームオーダー問題になるだろう

FIA、チームオーダー問題でフェラーリを公聴会に召喚
http://f1-gate.com/ferrari/f1_8683.html

フェラーリF1ファンのおじさん(=ゼツリンダー)としては、F1をつまらなくした人物の1人と言ってよく、正直かなり腹立たしい人物なのである

このレースでドメニカリ氏は、トップを走るセカンドドライバーのフェリペ・マッサに、ファーストドライバーのフェルナルド・アロンソにトップを譲るよう指示、いや命令したというべきか



この彼の命令は、2003年から導入されたチームオーダーの廃止という当時のレギュレーションに明らかに抵触しており、公聴会が開かれる騒ぎとなって彼は世界中から批判を浴びることになった

しかし、このチームオーダー廃止のレギュレーションは結局この年を最後に撤廃され、翌2011年シーズンからはチームオーダーが復活することになる

彼が下した1つの決断が、結果的にF1GPのレギュレーション自体を変更させてしまった格好になり、ドメニカリ氏は良くも悪くもF1GPのルールそのものを変えてしまった男になってしまった訳だ

しかし、ドメニカリ氏が指揮するフェラーリは彼の就任初年の2008年シーズンこそコンストラクターズタイトル獲得を獲得したものの、それを最後に成績が低迷



結局、2014年シーズンが始まるとほぼ同時の4月にチームを去ると、その年の11月アウディに請われる形で移籍した

そしてそれから僅か1年3ヵ月強で今度はフェラーリの長年の宿敵、永遠のライバルのランボルギーニ社長に就任することになった訳だ

そう思うとこのドメニカリ氏の人生はなかなか劇的な人生かもしれない

男としては実にうらやましいと思ってしまうのはおじさんだけかな?

しかし、今回の人事により好評された彼の写真だが、随分と顔つきがF1時代と変わっていて正直驚いた



とても激動の人生を歩んできた男の顔には見えない

誤解を恐れずに言うなら、戦う男の顔から一転、ずっと事務畑一筋でやってきましたというオジサマ顔になってしまったねww

約1年3ヵ月のデスクワークで人間的にかなり温和になったのかな?

ちなみにこの人事と併せて、ランボルギーニの現社長で現CEOのステファン・ヴィンケルマン氏がアウディ高性能車部門に異動することも発表された

ランボルギーニのヴィンケルマンCEO、アウディ高性能車部門に異動 Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160224-00000005-rps-bus_all


新旧社長ともにハッピーな人事でまずはおめでとうと言いたい

まあ、ドメニカリ氏については、正直今でも好きになれないし、複雑な気持ちですけどね

まあ、これから頑張ってスーパーカー世代を喜ばせるランボルギーニになるよう頑張ってください