突然だがレバニラ炒めの話である

そうレバニラ

ニラレバじゃないよレバニラ

皆さんは注文する時レバニラと言いますか?

それともニラレバと言いますか?



おじさんは暑い日になると身体が猛烈にレバニラを欲するのですよ

子どもの時はニラは好きだけど火を通したレバが嫌いだったからレバニラも嫌いだったのに

大人になったらもうビールにはレバニラ、紹興酒でもやっぱりレバニラなのです

そして暑い日には昼からレバニラ定食

そんな時は大きな声で元気よくレバニラと注文します!

今までこれで何の問題もなかったのに…

ある日のこと、上着着用で外出すると季節はずれの暑さに身体がレバニラを欲しがりました

これは昼飯はレバニラだな

そう思い何度もレバニラを食べている都内某所の中華料理屋に入りました

そこのレバニラ定食は650円でご飯おかわり自由

レバの火の通し加減が絶妙でしっとり柔らか

味付けもしっかりで値段の割には量も味も満足な一品なのです

さあ食べるぞ、そう思いいつものように元気よくレバニラと注文します

しかしレバニラと言われた店員はキョトンとしたまま

早くオーダーを通せよと思いながらもう一度レバニラと頼みますが返事なし

おいおい嘘だろ?

今度はゆっくりと一文字ずつさらに大きな声で、

レ・バ・ニ・ラ!

と頼むとはじめて、「ハァ?」という返事が返ってきた

お前ふざけんなよという気持ちを必死で押し殺し、

だ・か・ら・
レ・バ・ニ・ラ

向きになって注文するが今度は無言のまま首をかしげる

お前中華屋のアルバイトのくせにレバニラ知らないのかよ?

そう思いもう一度レバニラと言おうとするとメニュー表を持ってきて無言で差し出す

何?メニューを指させってことね、はいはいわかりましたよ

とレバニラ炒めを指さす

するとその兄ちゃん急に口を手で押さえ横を向いて声を殺して笑い出す

そして顔をこっちに向き直すと一言

ニ・ラ・レ・バ

あぁん?

とさすがに思わず声を出してしまった

するとそのバイトの兄ちゃんもう一度

ニ・ラ・レ・バ!

いい加減にしろ、コノヤロー!

いや確かによく見ればメニューにはニラレバ炒めと書いてある

※ちなみにこの写真は別のお店のもの


書いてあるが先週まではレバニラで問題なく注文は通っていたのだ

ふぅ~…
じゃあそれ

と不機嫌に頼むと、フッと鼻で笑ったあと大きな声で厨房に

ニラレバ1丁

とオーダーを通した

さすがに鼻で笑われた時は胸ぐらの1つも掴んでやろうと思ったが必死でこらえた

なんだ、レバニラって言っちゃいけないのか?

レバニラって注文するのそんなにおかしなことかい?

ちなみにその店ですが先日つぶれました

ふざけんなよ二度と来ねえこんな店と言っていたら先日本当につぶれてしまいました

なので行きたくてももう行けません

そうなると残念でなりませんが

しかし、それでもあんまり腹が立つやら悔しいやらで、思わず友人にその話をしてみました

すると友人いわく「今は大体どこもニラレバですよ」と言われました

マジかよ?

あんまり納得いかないから、で~も~と食い下がってみた

すると、友人がたぶんなんですけどと話を続けた

おそらくレバが多いとレバニラ炒め

ニラが多いとニラレバ炒めなんですよ

嘘だ~?
本当?

なんかそれっぽいけど、にわかには信じがたい

だって、今日別の店で食べたニラレバ炒めは、

モヤシが一番多かったよww



レバニラっていう人そんなに少ないのかな~

なんか釈然としないな~

というか凄く悔しい!

別にいいだろニラレバをレバニラって言ったってさ~

今思い出しても腹が立つな~