元プロ野球、清原容疑者逮捕=自宅で覚せい剤所持疑い-「私のもの」認める・警視庁 - Ameba News [アメーバニュース]
http://news.ameba.jp/20160203-50

おじさんの1学年上の同世代であるスーパースター清原和博が逮捕された



球界の番長というワードがマスコミに多く使われているが、その呼び名は嫌いだから使いたくない



おじさんにとって清原和博は球界の番長などではない

彼はあくまで天才であり、野球少年の永遠の憧れ

であるはずだった

清原和博は中学時代はシニアリーグの全国大会準優勝投手で、高校1年生の15歳の時からレギュラーとして活躍した野球の天才である

プロに入ってからは高卒ルーキーでありながら開幕戦からレギュラーに定着し、1年目にして打率3割30本塁打を達成し日本中を驚かせた

通算打撃成績は日本プロ野球史上6人目となる2000安打500本塁打1500打点を達成と、天才に相応しい成績だ




しかし、彼は記録に残る選手でありながら、それ以上に記憶に残る選手であった

夢であった巨人の指名が叶わなかった瞬間の涙と2年目のシーズンの日本シリーズで日本一決定直前、プレー中にも関わらずファーストの守備位置で感極まり男泣きしたシーンにはおじさんも感動したものだ

あの瞬間、清原和博はアンチ巨人の星となり、そして巨人ファンまでもがやっぱり清原は可哀想だ、巨人が悪いよという風潮になったもんだ

それまでは清原和博は巨人に来なかったから潰されず活躍できた、巨人だったらああはならなかった、清原は運がいいとのたまう巨人ファンをぐうの音も出ないほど黙らせた瞬間でもあった

そして、清原和博は名実ともに野球というジャンルを超えて、日本のスーパースターになった瞬間だ

だが、以降の清原はあの時の貯金で生きてきたようなものだ

そんな気がする

もしかしたら、自分でもそう思いながらずっと生きてきたのではないか?

あの時の自分を遂に超えられなかった自分にずっと苛立ちを心の片隅に抱えながら生きてきたのではないか?

そんな気がしてならない

彼には一昨年の週刊文春の報道が出るずっと以前から覚醒剤疑惑が囁かれていた

それだけに当時も、今さら?何で今ごろ?と思ったものだ



以前、野村克也氏が清原和博をダメにしたのは当時の西武監督の森だと言っていたが違うと思う

清原和博を番長、番長ともてはやし、ぶら下がった提灯持ちマスコミと、マスコミを気にしすぎた球団、球界全体、そして我々ファンだ

もちろん罪をおかしたのは彼自身だから、彼が一番悪いことは言うまでもない

ただ彼の弱さを見抜けなかった周囲も彼を覚醒剤に走らせた一因であるのは間違いないと思う

現時点ではまだ不法所持だが、じきに使用で再逮捕されるだろう



最近では野球少年に夢を与えたいと活動していた清原

彼は彼を憧れていた野球少年に大きな心の傷を与えてしまった



そして施設でほぼ寝たきりの母をも裏切った



決して自分の弱さに負けたでは許されない

彼には更正に必要な心の強さはないかもしれない

清原和博はそんなに弱い人間だったのか?

失望と落胆

もう彼には怒りしか感じない

さらば、清原和博!